トライアル&エラーで
挑戦の人生

５足のわらじを履いて奮闘

東京でNTTデータに在籍しながら、身内の経営するシステム開発会社で役員を務め、非営利団体「和工人（わこうど）」も立ち上げるという３足のわらじを履いています。NTTデータには2011年に入社し、グループ全体の新規事業創出や、金融機関向けのコンサルティング営業に関わってきました。顧客・サービスが開拓できていない事業領域を狙ってビジネス企画を立てたり、金融機関の業務推進を支援するため国際法の動向を調査するなど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハードルの高い業務ばかりだったと思います。2017年末に長男を出産し、復帰後は重要顧客を担当するチームに所属。妻として、母親として、そして仕事との両立は大変ですが、充実した福利制度と家族の協力で乗り切っています。

日本を愛してくれる人を増やしたい

育休中の昨年、非営利団体「和工人」を設立しました。日本の魅力を国内外へ伝えるための事業を行う団体で、ライフワークです。私の中学・高校時代は日中・日韓の関係性が悪化した時期で、国際問題について自分なりに案じていました。「日本を守りたい」。漠然とそんな感情が芽生えたころ、高校の短期派遣プログラムで渡英し、一人の韓国人女性と出会いました。彼女が「日本が好き」と話しかけてくれたことが、涙が出るほどうれしくて、「草の根外交から国際関係が円滑になる。日本を好きになってくれる人を増やしたい」と考えるようになったのです。 初企画の「静岡プロジェクト」では、ラグビーワールドカップで訪日する外国の方向けに、日本文化を体感できる観光資源発掘や情報発信を行っています。静岡を選んだのは、富士山やお茶、街道の歴史などの日本文化が凝縮された地域だから。京都外大との連携事業も提案中で、通訳・翻訳、学生のビジネス体験など実現できれば面白いです。

どんな経験も自分のこやしになる

まだ手探り状態ですが、アイデアを生み出す発想力と行動力にはNTTデータでの経験が生かされています。新規事業創出に従事した際は、ゼロからビジネスを創り出す難しさとやりがいを体感。また、コンサルティング営業でお客様のニーズを探り、課題解決に取り組んできたこともプラスになっています。幸いにして京都外大は同窓との絆が強く、支援してくださる方が多いです。「海外／日本」「文化」という共通項があるためだと思います。学生時代は部活やバイトにいそしみ、バンド活動、後輩たちの就職活動を支援する活動（現在のキャリアシェルパ）を立ち上げるなど、やりたいことはなんでもトライしてきました。私の基本的スタンスは、そのころと変わりません。これからも自分の思いを見つめ、社会と向き合いながら、人生を充実させていきたいです。