京都外国語大学・京都外国語短期大学

やりたいことは、
すぐやった方がいい

  • ブラジルポルトガル語学科4年次生
  • 國政 洋平 さん
  • 鳥取県出身
  • 2016.03.22

ブラジルでフルーツを育てたい!

ポルトガル語を学ぼうと思ったきっかけは?

実家は兼業農家で、お米や野菜を作っていました。子どもの頃から稲刈りなど手伝いをしていたので、高校生の頃には「農業をやろう」と考えていましたね。農業の魅力って、自分の作ったお米や野菜が「おいしい」と心から感じるところだと思うんです。そこで大学受験では農学部を目指して勉強していたのですが、残念ながら不合格。1年間浪人しました。その1年間は苦手だった英語を克服するために勉強を続けるうち、次第に英語の魅力に引かれ「いろいろな国に行ってみたい」「広大な土地のある国で農業をやりたい」という目標ができました。僕は昔からフルーツが大好きだったので、多様な気候性を持つブラジルで様々なフルーツを栽培したいと思い、京都外国語大学ブラジルポルトガル語学科への進学を決め、無事合格することができました。

大学生活で一番頑張ったことを教えてください。

まずひとつ目は、ブラジル留学です。僕は「2年次生修了後、ブラジルへ留学する」と決めていたので、先輩が留学していたブラジル・カンピーナス大学へ自分で直接連絡を取り、約1年間ブラジルへ私費留学に行きました。

現地では、大規模な農場を持つ日系ブラジル人農家・4軒に3日から1週間ほどホームステイさせていただいて畑の見学や牛の乳搾りといったお手伝いをしたり、ブラジル国内各地をまわって現地でしか食べることのできないフルーツを味わったりしていました。

ブラジルの人たちはとても明るく、また「女性一人で絶対に夜道を歩かせない」など、女性を大切にする文化が根付いてました。そして各家庭のお母さんはとてもしっかりしていて、ブラジル人の友人は「お母さんはめちゃくちゃ怖い!」と口をそろえて言っていましたね。週末にはブラジル人学生は実家に帰り家族と過ごすなど、家族をとても大切にしていました。

カンピーナス大学では、外国人向けのポルトガル語の授業を中心に、ポルトガル語を英語に訳するものを受けていました。ユニークなものでは、カポエイラやサンバといったものも受講しましたね。外国人向けの日本語の授業ではアシスタントとしてお手伝いもしました。

ふたつ目は、「Vinculo de Latino(ヴィンクロ・ジ・ラチーノ)」という、在日ブラジル人の生徒が日本の社会で活躍できるよう、進学のサポートを行う支援団体に参加したことです。日本に働きに来たブラジル人の子どもたちは、日本語が話せないため日本人生徒となじめなかったり授業についていけず高校中退したり、卒業後も進学せず働いたり帰国するケースが多いのです。そんな彼らの日本語習得のサポート活動を行っていました。参加のきっかけは、後輩から「ポルトガル語を話せるのなら手伝って!」と頼まれたことです。留学で身についたポルトガル語を忘れないためにも良いと思い参加し、滋賀県にあるブラジル人学校の授業サポートなど行ってました。

卒業後の進路を教えてください。

地元の銀行に就職予定です。当初は海外赴任のある、農機や種苗などの商社やメーカー志望していました。そんな時、「地元の企業も知っておこうかな」と思い、鳥取の企業説明会に参加したんです。

ちょうどその銀行のブースで「僕は将来、農業で起業しようと考えていまして、どうしたら融資してもらえますか?」と質問しました。知りたかったので(笑)。スタッフの方・参加学生は「こいつ大丈夫か?」みたいな雰囲気になり、ざわざわしてましたね(笑)。その後、その銀行の方と個人的にお会いしてお話を聴くと「銀行は預金や融資だけでなく、幅広い仕事をしています。もし地元に帰って起業するなら、コネクションも作りやすいし、土日には環境保全や六次産業についてのレクチャーなど、イベント・勉強会に参加しやすいですよ」教えていただきまして、銀行に就職すれば間接的に自分の目標につながっていくことがわかりました。また「金銭的な知識が備わる」と考えたことも大きいです。どちらかというと苦手な職種だったのですが、チャレンジする気持ちでエントリーしたところ、内定をいただきました。

 多様性のある、客観的な視点が生まれた。

ポルトガル語を学んだことで、あなたにどんな変化がありましたか?

浪人する前は地元を離れることを考えておらず、一生故郷の鳥取県で過ごすつもりでいました。しかし京都外大でポルトガル語を学ぶことで、学内で出合った様々な国・土地の学生の考え方や先生方のユニークな意見、留学先での日本とはまた違った価値観などに触れることで、「いろいろな見方で物事を考えなければいけない」という「客観的な視点」に気付きました。本当に自分の視野が広がりました。ある問題に対して答えが1つだと思っていたことが、実は3つも4つもあったという感じですかね。

最後に京都外大についてひとことお願いします。

とても尊敬のできる先生方ばかりで、外国語を学ぶ上で良い環境だと思います。僕のゼミ担当の先生は「日本語が上手でないと、ポルトガル語も上達しないよ」という考えだったので、日本語の文章でもお願いすればきちんと添削してくれますし、ネイティブの先生方もちょっとした発音のコツやメールの文章など丁寧に教えてくれるなど、とても面倒見がよく優しい方ばかりでしたね。

また、先生方からは語学だけでなく、ポルトガル語圏の文化の違いについてお話が聴けました。とある先生は「私はポルトガル語を教えているんじゃない。ブラジルという国について教えているんだ。ブラジルについて勉強すれば、自然とポルトガル語を使うようになるでしょ?」というお話を聴いて、感動したことを覚えています。

僕は後悔のない学生生活を送れました。そしてこの4年間はあっという間です。「やりたいことはその時にやったほうがいい」。これが後悔しない大学生活を送るコツかなと思います。

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