「あこがれ」が「現実」になった
エアラインスタディプログラム
- エアラインスタディプログラム
- 外国語学部 中国語学科 2017年度卒業
- 西田 優衣 さん
- 広島県 広島井口高校出身
多言語と航空業界を学べる環境を求めて
幼いころから抱き続けてきた私の夢。それは、あこがれの航空業界で働くということ。現在は夢をかなえ、国内の航空会社で勤務しています。京都外大を選んだ理由は、多言語を学べる環境に加え、客室乗務員やグランドスタッフになるための本格的な講習・訓練を受けられる「エアラインスタディプログラム」があり、夢に近づくことができると思ったからです。
命を預かる重みを知ったマレーシアでの研修
入学後は専攻語の中国語と共に英語やフランス語も積極的に学び、2年次には国立台湾大学に1年間留学するなど、語学力に磨きをかけました。そして、3年次に満を持してエアラインスタディプログラムに参加。春から夏にかけて、事前学習で航空業界の基礎知識やマナーなどについて一通り学んだ後に、マレーシア航空での客室乗務員研修に臨みました。現地ではオールイングリッシュの授業を交え、お客様に提供する機内食やドリンク類に関する知識から、急病人に対する救急手当「ファーストエイド」の方法まで、CAの多岐にわたる業務を細やかに学びます。接客面でより良いサービスを提供できるように、ソムリエの資格を取得しているCAの方も多いと教わったときは、そのプロフェッショナルとしての姿勢に感銘を受けました。また、機体のモックアップ(実物大模型)を使用した緊急脱出訓練では、航空事故にかかわった社員の方が涙ながらに体験談を語ってくださる機会も。身が引き締まる思いで、あらためてお客様の命を預かる重みについて深く考えさせられました。他大学との共同プログラムで私はリーダーを務めたのですが、悩んでいるメンバーがいないか常に気を配って行動するなどした結果、以前より物事の全体像をつかめるようになったと感じます。
就職活動するうえで大きな自信に
手応えと同時に自分の課題が具体的に分かり、自己分析の機会にもなったエアラインスタディプログラム。マレーシア航空での研修で得た実践的な経験に加え、日系航空会社と外資系航空会社でそれぞれ方針や特色が大きく異なるといった業界全体についての知識も深められ、就職活動に向けて役立つことばかりでした。その結果、最終的に航空業界では3社から内定を受けることができました。エアラインスタディプログラムを通して、航空業界への就職が、「あこがれ」ではなく「現実」として考えられるようになり、自信を持って挑戦できたことが最大の収穫だったように思います。