京都外国語大学・京都外国語短期大学

2018年度
ブルゴーニュ大学
国際夏期フランス語講座

  • ブルゴーニュ大学夏期講座特別奨学生
  • フランス語学科2年次生
  • 田中 樹更 さん
  • 2018.11.27

初めての海外、フランス語漬けの毎日

私は、ブルゴーニュ大学主催の「国際夏期フランス語講座」を受講しました。授業は7月30日から8月24日までの約1ヵ月。行き帰りの飛行機やホテルは自分で手配しました。一人ですべて手配することや海外に行くことは初めてだったうえに、普段親と一緒に暮らしているため、親元を離れて一人で生活することに不安でいっぱいでした。 関西国際空港から直行便で13時間ほど飛行機に乗り、シャルルドゴール空港に到着。そこからTGVに乗りディジョンという駅に行き、寮に入るまでの2日間、ホテルに滞在しました。

寮に移動し、いよいよ講座がスタート。初日にクラス分けのテストを受けました。私のクラスは人数がとても多かったので、途中から2つに分かれて授業を受けることに。授業はもちろんフランス語で行われ、フランス語のスピードもとても早く難しかったのですが、わからない単語はジェスチャーなどを使って教えてくれました。担任の先生は優しくて面白い先生でした。授業の一環としてディジョンの市場に連れて行ってもらい、お昼にはおしゃれなカフェでランチをしたことも。授業最終日には、それぞれのクラスで練習した歌をみんなに披露したり、フランス語を使ったゲームなどをして遊びました。

ほぼ毎回課題が出され、寮に帰ると必ず予習復習が必要でした。日本とフランスの文化の違いで驚いたのは、気温が暑すぎるからという理由で休講になったこと。クーラーが設置されていない室内はとても暑かったのですが、日本に比べ湿気が少なくカラッとしているので、私にとっては耐えられない暑さではありませんでした。

寮での生活はとても快適で過ごしやすかったです。部屋にはベッド、机、棚、冷蔵庫、クローゼットがあり、各階にキッチン(シンク、コンロ、電子レンジ)があり、自炊もできます。また、大学の近くに大きなスーパーがあり、駅から寮までの途中にも小さなスーパーがあるのでとても便利でした。寮の庭にはテニスコートがあったり、1階のラウンジにはたくさんの留学生が集まっており、いろんな国の人と話せる良い機会でした。

休日はヨーロッパを満喫

休日はカフェや映画館で息抜きをし、土日にはパリ、スイス、ロンドンに行きました。私は映画に行くことが大好きなのでフランスの映画館に行くことができてとても嬉しかったです。

パリでは、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ大通り、ルーブル美術館に行きました。授業で勉強したり、テレビでいつか行きたいと夢に見ていた観光地を回ることができ幸せでした。スイスへはバスで3時間。空気がとてもきれいで、街並みや景色も最高でした。そして、小さいころから憧れていたロンドンへはバスとフェリーで9時間。ユーロスターというフランス、イギリス間を2時間ほどでつなぐ高速電車があったのですが、料金がとても高かったので、私はバスを利用しました。友達がイギリスに留学中だったので、その友達に美味しいレストランや観光地に案内してもらい、とても楽しむことができました。スイスでは基本的にフランス語を使用しましたが、イギリスは英語だったので、言葉の切り替えが大変でした。フランスからヨーロッパへはたくさんバスが出ていて安く他国へ行けるので、休日を利用し行ってみてほしいと思います。

迷ったら行くべき!

私はこの講座に参加し、より一層フランス語を習得したいと思う気持ちが強くなりました。現地で生活することで実際のフランス文化に触れることができ、とても勉強になり、日本語が通じない厳しい環境に身を置くことで、自分を成長させることができたと感じます。授業や休日の旅行はとても充実していましたが、楽しいことばかりではなく、自分の語学力の無さに嫌気がさすこともありました。しかし、友達や家族に支えてもらい、多くのことを得ることができたと感じています。多くの人たちに支えられていることをこの講座に参加したことで感じることができました。このような貴重な経験をさせて頂いた京都外大や、家族に感謝の気持ちでいっぱいです。このような貴重な経験をたくさんの人にしてほしいと思いました。迷っている方はぜひ行ってみてください!

 

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