京都外国語大学・京都外国語短期大学

どんなときも前向きに
進んでいく勇気を持ち続けたい

  • 外国語学部スペイン語学科3年次生
  • 圡井 颯己 さん
  • 大阪府 初芝富田林高校出身
  • 2021.10.21

きっかけはオンラインセミナー

2020年10月、京都市とメキシコ・グアダラハラ市の姉妹都市提携40周年記念学術セミナーに、京都外大の代表の一人として参加しました。新型コロナウイルス感染症の影響から、活動が制限されていた中でもありましたが、学科の先生から「オンラインセミナーで発表をしてみないか」と声をかけていただいた時は、今こそ新しいことを始めるチャンスが来たと、気持ちが奮い立ちましたね。オンラインセミナー当日は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける京都の「今」について、スペイン語でプレゼンテーションを行いました。セミナー終了後に、発表を聴いたグアダラハラ大学の学生たちから「学生同士、もっと交流を深めたい」と誘ってくれたことがきっかけで、学科の仲間を募ってメキシコと日本を結ぶオンライン交流会が実現しました。

メキシコの大学生と交流

オンラインで話題にあがるのは、それぞれの普段の暮らし、趣味、やりたいことなどさまざま。距離的には遠く離れていても、同世代だから通じあえることもあります。お互いの国の若者言葉を紹介し合って盛り上がるなど、授業では学べない表現に出会うたびに、新鮮な喜びがあります。僕は環境問題を考えるサークルで活動しているので、普段行っているエコ活動について話したり、メキシコの現状や、環境問題について、彼らはどう思っているのかを聞いたりしています。せっかく実現した交流会なので、今後も月に1、2回程度、定期的にミーティングを開催しようと準備をしています。まだまだ最初の一歩を踏み出したばかりですが、この絆が自分の卒業後も長く続けばうれしいです。


第一回目のオンライン交流会。お互いの言語を教えあったり、好きなことについて話しているうちに、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。第二回、第三回と重ねるにつれ、参加人数も増え、今では大人数での交流が続いています

やってみたい気持ちを大切に

オンラインでの交流を進めるようになって、気づいたことがあります。それは、今までの自分は、コロナ禍であることを言い訳にして、何かを始めるのをためらっていたということ。新しいことを始める方法も、人とつながるきっかけも、実はいろいろなところにあります。それを見つけるのは自分次第なのだと。前に進みたい気持ちがあれば、誰かが手伝ってくれます。在学中は、やりたいと思うことに対して貪欲にチャレンジしていきたいと思っています。(2021年4月)

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