二輪レースの聖地
イタリアから
世界に羽ばたきたい
- 外国語学部 イタリア語学科 2年次生
- 岩田 凌吾 さん
- 大阪府 芥川高校出身
バイクレースとの出会い
国内オートバイレースの中でも最高峰といわれるMFJ全日本ロードレース選手権。2021年7月、鈴鹿サーキットで開催されたJ-GP3クラス決勝に出場しました。
僕とイタリアとのつながりは、イタリア好きのおじがロードレース世界選手権の2000年覇者、ロベルト・ロカテリさんのファンクラブに入っていたことです。幼い頃からイタリアを旅行していました。ロカテリさんが走る世界選手権を観戦して、ピットに入れてもらったこともあり、その時の緊張感や活気は今も心に焼きついています。
9歳の時にポケットバイクに乗り始め、高校時代には本格的なバイクレースの世界へと足を踏み入れました。鈴鹿サーキットレーシングスクールに通った後、ロカテリさんの知人のチームに参加し、イタリアでの大会にも出場しました。イタリアの選手はガッツがあってレベルが高く、マシン同士の接触を恐れず、勝つためにどんどん前に出てきます。僕は本番では焦らず、ポジティブな気持ちで出場するように心がけています。
常に自己ベストを出すことを意識してレースに挑みます
目標は世界選手権優勝
イタリアのレースに出ていた頃から、イタリア人のレーサーたちと簡単な挨拶程度は交わせていました。しかし、もっと話せるようになりたい、そのために、日本で今できることをやっておきたいと思い、イタリア語学科の扉を叩きました。授業では今、語学の基礎固めをしっかりとやっています。以前に現地で言われた事が『あぁ、そういう意味だったのか』と分かることもあって面白いです。今後はたくさんイタリア語を使うことで単語を覚えていきたいです。
現在、コロナ禍でイタリア行きが困難なため、メールなどを通してロカテリさんから技術指導を受けています。ロカテリさんは優しくて明るい人。レースのこととなると的確にアドバイスをしてくれます。英語だけではなく、頑張ってイタリア語で質問すれば、イタリア語でとても分かりやすい返事が返ってきます。
次の目標は世界選手権で優勝することです。目標を達成するために、語学力の向上、体力作りなど、今できることにしっかりと力を注いでいきたいです。
※掲載内容は取材当時のものです