能登が大好きだから
ずっとつながっていたい
- 外国語学部英米語学科4年次生
- 浅野 桃子 さん
- 石川 七尾高校出身
離れてみて故郷の良さを発見
地元・石川県を出て暮らしてみたいと、憧れの京都を選びました。高校時代はグローバル教育に特化したコースで学んだことから、もっと英語で交流がしたいと思い、京都外大の英米語学科に入学しました。入学後、京都で大学生活を始めたばかりのころ、ホームシックになり、地元・能登での日々が懐かしく思い出されました。
私たちが地域を盛り上げよう
ある日、大阪の大学に進学した高校の先輩から「能登出身者の若者のコミュニティを立ち上げたので、参加しないか」と誘われました。その名は「NOTORN(ノターン)」。地元愛にあふれる人たちの集団で、考え方を知り、ぜひ携わりたいと思い参加を決めました。当初からのメンバーは私を含めて5~6人。現在は学生や社会人29名が在籍し、定期的にWEBミーティングを開催しています。
最近は、能登のグルメを紹介するSNSを開設し、地元民に愛される食堂などの写真を撮って投稿を続けており、地元企業の活動を紹介することもあります。また、能登出身の若者へのサポートにも力を入れており、能登の企業に協力してもらいながら、コロナ禍で困っている能登出身で県外の大学などに在学する学生に、能登の企業が作ったお米などの食料を配る活動も行った。
さらに、2021年の夏には、コロナ禍で人とおしゃべりする機会が特に減っている高齢の方々に楽しい時間を過ごしてもらいたいと、七尾市の高齢者施設を利用する方々とオンラインで交流するイベントを立案。施設の職員の方と綿密に打ち合わせをしながら内容をつめていき、当日はオンラインを利用しておしゃべりやゲームを行いました。初めての企画でうまくいくかどうか心配でしたが、モニター画面からも参加した方たちが楽しんでおられることが分かり、とてもうれしかったです。
オンラインイベントの様子
これからも自分らしい地域貢献を
NOTORNを通じて、地元とのつながりを深めることができました。今後は大学での学びを生かして英語で紹介するページを作り、いろいろな国の人に能登の良さをアピールしていくことを目指します。
若者が進学や就職で県外に出ていき、人口減少が進む能登地方。私も愛知県の企業に就職しますが、NOTORNの活動は続けるつもりです。これからも自分の望む仕事をしながら能登との関わりを保ち、魅力を発信していきたいです。