京都外国語大学・京都外国語短期大学

学生時代のチャレンジが
今の自分を支えている

  • ダイハツディーゼル株式会社四国支店 営業部 出向
  • 重松 佑哉 さん
  • ブラジルポルトガル語学科 2019年度卒業
  • 2023.01.24

グローバルな海運業界に憧れて入社

私の職場は、国内・海外向けの船舶エンジンを製造する会社。営業部に所属し、現在は高知県と愛媛県を中心とする四国エリアを担当しています。造船所や船会社を取引先都市、フェリーやコンテナ船など、さまざまな船舶に携わっています。この会社を選んだ理由は、欧米やアジアなど海外にも支社があり、グローバルな仕事ができそうだと思ったから。また、故郷であり世界屈指の海事都市・今治市を有する愛媛県に支社があることにも魅力を感じました。
入社した時期は知識ゼロからのスタート。半年間、工場で自社製品や業界、船舶について学んだのち、取引の現場に立つことができました。今も継続して勉強を続けています。

船舶の最新動向を知り営業に生かしたい

身の回りのものを運ぶには、やはり船が必要。世界中の人々の暮らしを支える「物流」の原動力を生み出す責任感、海運業界のスケールの大きさを感じながら働くことが最大の醍醐味と感じています。その中でも、特にうれしいのは、自分が携わったエンジンを積んだ船の進水式に立ち会う時。大海原に出ていく姿を目にするとワクワクします。
今、海運業界では温暖化抑制や、カーボンニュートラル化への取り組みが進行中。さらに、水素やアンモニアなどを燃料とするエンジンの開発にも注目が集まっています。今後は新しい船舶に関する市場や社会の動きを十分に把握して、海外のお客様へも提案できるグローバルな人材に成長したいと考えています。

留学やボクシングなど何事にも全力で挑戦した学生時代

京都外大ではポルトガル語圏について幅広く学び、2年次の春休みには、学内のセミナーに参加し、ポルトガル・コインブラ大学にて語学研修。初めての海外、ホームステイを経験しました。また、3年次にはブラジル・ブラジリア大学に留学。学生寮に滞在し、一日中ブラジルの言葉に触れることができました。大学の授業以外で印象に残っているのは、高校まで続けていた野球を通して、日系ブラジル人の人々と交流したこと。ポルトガル語とスペイン語は似ているので、スペイン語を話す他の南米の国々出身の学生とも知り合い、楽しい時間を過ごしました。


ブラジリア大学留学時 授業写真 教授、クラスメイトと


ブラジリア大学留学時、アマチュアボクシング大会に出場


ブラジリア大学留学時、在ブラジル日本国大使館にて天皇陛下誕生日レセプションに参加

在学中の課外活動としてはボクシング部に所属し、キャプテンを務めるほど打ち込んでいました。留学から帰国した頃、当時知り合ったボクシングジムのトレーナーの方から「学生のうちにプロライセンスを取ってみないか」と誘われ、プロテストに挑戦。ライセンスを取得し、一度だけプロとして試合に出場しました。結果は引き分けではありましたが、心に残る思い出です。何よりも、1カ月で体重を10キロ減らすという厳しい経験は「あの試練に耐えたのだから、どんなに難しいこともやれる」という自信につながりました。


プロデビュー戦の写真

学生時代には留学、インターンシップ、部活など、さまざまなチャンスがあり、人とのつながりも大きく広がっていきます。皆さんもこの時間を大切に興味があることは何でも挑戦し、積極的に学生時代を過ごしてください。

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