フランスで夢の日本語教員に!
将来はフランスの大学で教壇に立ちたい
- 外国語学部 フランス語学科 2023年3月卒業
- 髙橋 沙南 さん
- 大阪府・柴島高校出身
生徒たちの成長と笑顔が自分の糧に
フランスにある日本語学校「Yutaka Culture et Langues d’Asie(日本語学校 豊)」で、日本語や日本文化を教える日本語教員として働き、2024年4月に帰国しました。ひらがなからスタートする1年生のクラスから7年生の上級者クラス、そしてプライベートレッスンや子供のレッスンなど、幅広く授業を担当。日本語学習を楽しいと思ってもらえるように、アクティビティを取り入れながら授業を行いました。特に1年生のクラスでは短い期間でも成長が目覚ましく、生徒から日本語での質問が増えてきた時にはやりがいを感じました。子供に対しては、歌やアニメを用いてレッスンを実施。子供はとても覚えが速く、日本語で一緒に歌を歌ったり、楽しんで勉強したりしている姿を見ると、自然と私も笑顔になりました。
生徒の日本語の成長や笑顔、取り組む姿勢を見ることが本当にうれしく、充実した1年間を過ごすことができました。
フランスでの生活を満喫
フランスとの縁は高校から。第2外国語としてフランス語を1年間学び、高校卒業後も学び続けたいと、フランス語とフランス文化を学ぶことができる京都外大を選びました。将来は教員になりたいという夢があり、また日本語に興味を持っている人の手助けをしたいと思ったことから、4年次生の時に半年間、一般財団法人国際生涯学習研究財団の日本語教員養成講座を受講。卒業後に日本語教員の資格を取得し、ワーキングホリデービザで渡仏しました。
フランス生活で好きなのは、おいしいパンを食べられるところ、そして建物や美術館など、散歩するだけで心が癒されるような街並みが広がっているところです。Paris, Bordeaux, Colmar, Strasbourg, Nice, Lyonなどたくさんの街を訪れ、各地の魅力を見つけることができました。現地のフランス語に慣れるまで時間がかかったり、日本語学校の仕事を探すのに苦労したりと、大変なこともありましたが、新しい出会いやさまざまな経験を通して、フランス語力だけでなく行動力や積極性も上がったと思います。
やりたいことは何でも挑戦を
フランスで生活するうえで、日本文化とフランス文化の違いを学生時代に勉強していたことがとても役立ちました。今後はDELF/DALFの資格取得に挑戦し、フランス語の勉強を続けながら、いつかフランスの大学で日本語教員として働きたいと考えています。
私は新卒で就職活動する道を捨て、挑戦したい!やりたい!と思っていた海外生活をしてみようと決めました。本当にできるのか不安でしたが、たくさん素敵な思い出ができましたし、チャレンジして本当に良かったです。皆さんも、挑戦したいことに一歩踏み出してみてください。その先には、良いことも悪いことも含め、貴重な経験をすることができます。
※掲載内容は取材当時のものです