日本文化の知識を深めて
もっと異文化交流を楽しみたい。
- 国際貢献学部 グローバル観光学科 1年次生
- 椋野 麗 さん
- 兵庫県 雲雀丘学園高校出身
学生主体のフィールドワークが多彩
グローバル観光学科の学生は、観光に関する学びに意欲的な人が多く、先輩方から大きな刺激を受けています。学生側からやりたいことを発信して、先生がそれを親身になってサポートしてくださるので、実践的なフィールドワークができる有志チームがいくつもあります。例えば、私が所属している外国人観光客向けの観光案内のフリーペーパーを発行するチームでは、最近は京都の伝統工芸を外国人の方に知っていただくために、昔ながらのロウソク店のある伏見周辺を取材して観光マップを作成しました。ほかにも、毎年夏休みに沖縄で平和学習をし、その学習成果を展示発表するチームにも参加しています。先輩たちが企画した取り組みに誘っていただくことで、現地を体感しながら観光のあり方を追究しています。
京都ならではの英語を生かせる機会の数々
入学後の1年間を振り返って自分の成長につながった経験は、授業の一環で外国人観光客の方にインタビューをしたことです。インドネシア人の留学生とペアを組んで、京都の錦市場などに出向いて「抹茶」をテーマに話を聞き、その調査結果をまとめて発表しました。自分から外国人の方に声をかけるのは初めての経験で、また英語が通じるかも不安な中、勇気を持ってチャレンジしました。複数の言語が話せる留学生がサポートしてくれて、自分ももっと語学力を高めて国際交流がしたいと意欲が高まりました。
こうした授業以外にも、春学期は外国語自律学習支援室NINJAに毎週通って会話のトレーニングをしたほか、キャンパス内で日常的に留学生と話す機会も多いので、自然に英語力が身に付いてきていると思います。また先輩からの紹介で、外国人観光客が中心のゲストハウスでアルバイトもしているので、さまざまな国籍の方と英語でコミュニケーションをとっていることも英語力アップにつながっていると思います。
京都の文化を学んで、国際交流に生かしたい
異文化交流のためには、自国の文化に関する知識も必要です。京都検定に直結する内容が学べる「京都の文化と歴史」の授業では、京都に関するさまざまな知識が得られ、祇園祭の山鉾巡業のために街づくりが行われてきた歴史を知って、いっそう興味が深まっています。自分でも京都の寺社を巡る中で、歴史深いスポットがあちこちにあることを知り、アルバイト先で外国人の方からおすすめスポットを聞かれたときにも役立っています。改めて、国際的な観光都市である京都で学べているメリットを体感しています。
大学の部活動では、外国人観光客に観光ガイドをするクラブに所属。清水寺と平安神宮、龍安寺を紹介する英文を覚えて、3つともマスターできればガイドができるシステムになっています。ようやくクリアできそうで、2年次からついにガイドができるのが楽しみです。これまで外国人の方と交流してきた経験を生かしながら、世界に通じるコミュニケーション力を磨いていきたいです。
※掲載内容は取材当時のものです