京都外国語大学・京都外国語短期大学

イタリア語を学んで
僕の世界が大きく広がった。

  • 外国語学部 イタリア語学科 3年次生
  • 古川 博直 さん
  • 静岡県 静岡北高校出身
  • 2025.09.07

留学生との交流が語学力向上を後押し

イタリア語に興味を持ったきっかけは、高校入学前に家族で行ったイタリア旅行です。イタリアの透き通るような青い空や重厚な石造りの街並みに魅了されたのと同時に、現地の人が話す言葉をまったく理解できないことに衝撃を受け、イタリア語を修得したいと強く思いました。
日本で生活しているとイタリア語に触れる機会はほとんどありませんが、京都外大は留学生が多く、キャンパス内で世界中の言語が飛び交っています。イタリア人留学生も大勢いるので積極的に交流し、イタリア語の上達を目指しました。
留学制度が充実していることも本学を志望した理由の一つです。派遣留学をするには選考試験に合格しなければならないため、1年次から熱心に勉強しました。おかげで2年次の秋から1年間のトリノ留学がかない、語学力が飛躍的に伸びたと感じています。

イタリア留学で文化や国民性の違いを実感

長期留学ではさまざまな年中行事を通じて、現地の文化に触れることができました。イタリアではクリスマスに家族や親戚が集まり、お正月は友だちや恋人と過ごすのが一般的で、日本と逆だなと思いました。そうした国民性の違いを目の当たりにする場面は他にもしばしば。例えば、イタリア人のコミュニケーションは、日本のような本音と建前がありません。思ったことを言わないと気が済まない人が多く、驚かされることもありますが、そうした違いも旅行や短期留学ではなかなか見えてこないことでした。
京都外大で仲良くなった留学生たちと、イタリアやドイツで再会することもできました。各国に友達がいると、現地での過ごし方が変わります。初めて訪れる国でもいろいろな経験ができますし、その経験を通じて学ぶことがたくさんあります。多くの言語を習得することは、自分の世界を広げることだと身をもって知り、英語の学修にも力を入れるようになりました。

疑問や不安がすぐ解消できる学修環境

留学中はイタリア語会話の授業がとても役に立ちました。レストランで注文する、駅でチケットを買うなど、さまざまな場面を想定した会話演習で、ネイティブの先生が担当。日本語を話せる先生も多いので、質問を言語化できずにモヤモヤすることがなく、スムーズに学修を進められます。
イタリア語は大学に入ってから本格的に学び始めましたが、留学するまでに日常で使える会話力が身に付きました。発音は基本的にローマ字読みなので意外と簡単。難しいのは文法で、そちらは日本人の先生が分かりやすく教えてくれます。
日常会話では多少文法が間違っていても通じれば問題ありませんが、留学前のテストでは正確な文法の知識が求められます。そのため、文法の勉強に取り組むとともに、留学中に培った語学力をさらに高めるため、語学検定にも挑戦しています。
将来はイタリアに住んで語学力を生かせる仕事に就きたいですが、現在は大学院への進学を検討中。興味のあることを突き詰めることで、可能性を広げていきたいです。

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