京都外国語大学・京都外国語短期大学

英語力を効率よく高めて
目指すはスポーツ通訳!

  • 短期大学 キャリア英語科 2年次生
  • 伊藤 颯汰 さん
  • 北海道 札幌市立新川高校出身
  • 2025.07.11

外国人観光客の多い京都に感じた可能性

幼い頃からサッカーをしていて、プロサッカーチームのサポーターとしても公開練習の見学などをしていましたが、そこで目にしたのが、外国人選手に付き添う日本人通訳の活躍です。語学力とサッカーの経験を生かしながらスポーツに関わることができる仕事に魅力を感じ、中学生の頃には「スポーツ通訳」が将来の夢に。高校3年生の進路選択で海外留学と迷いましたが、京都外大には短期大学があることを知り、まず2年間は京都で英語を学ぼうと考えました。外国人観光客の多いこの地で、少人数制のキャリア英語科の授業を受けることは、将来につながる有意義な時間になると確信したからです。

オールイングリッシュで鍛えられた耳

英語力アップに向け、重視したのはTOEICの点数向上です。授業でも「TOEIC対策」は自然と力が入りましたが、特に役立ったのがリスニングのコツ。それまではできる限りの情報を頭に入れてから問題を解いていたのですが、何に意識を集中して聴くべきか分かりやすい指導があり、効率良く問題が解けるようになりました。また週に3回、ネイティブの先生によるオールイングリッシュの授業で耳が鍛えられたことも、リスニング力強化に直結。入学して3カ月後くらいには、街中で外国人に話しかけられたとき、自然と英語を理解している自分に気づきました。1年次に初めて受けたTOEICでは735点を取得し、2年次には855点と、明確なレベルアップを確認できたこともうれしかったです。

英語でのプレゼンを繰り返しスピーキング力も上達

一方、スピーキング力の向上に役立ったのは、英語によるプレゼンテーションを行う授業です。1年次はスライドを使った本格的なプレゼンそのものが初めてで難しさを感じましたが、あえてスクリプトは用意せず、そのときの自分の言葉で語ることを意識。外国語自律学習支援室NINJAも利用しながら、プレゼンの回数を重ねるうちに言葉に詰まることが減り、顔を上げて話せるなど、通訳の仕事につながる成長を得られました。

通訳ボランティアでの体験が大きな自信に

もう一つ、通訳につながる学びとして大切にしているのがコミュニティ通訳のプロから学ぶことができる授業です。世界情勢などを伝える英文を読んで問題を解き、その後に、ペアの相手や皆の前で対訳の日本語文を英文に逐次通訳。実践の中で相手に伝わりやすい表現など、翻訳・通訳のポイントをつかむことができました。
さらに、この授業の先生に背中を押されて始めた通訳ボランティアも忘れられない体験に。プロバスケットチームの通訳として試合観戦の外国人客を案内し、フォーマルな接客英語を使う貴重な機会になりました。特に、こちらから話しかけた英語が通じ、相手に感謝された喜びは印象深く、通訳のやりがいを実感。この経験が自信となり、外国人に積極的に話しかけられるようになったことも、自分にとって大きな変化です。
さまざまな文化や宗教を持つ学生や先生との交流で視野が広がり、国際的な感覚を体得できたことも京都外国語短期大学で学んだ強み。キャリア英語科での学びやネットワークを生かし、伝わりやすさと正確さのバランスがとれたスポーツ通訳になれるよう頑張りたいです。

※掲載内容は取材当時のものです

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