京都外国語大学・京都外国語短期大学

ダイヤモンドコースから世界へ
“意識を変える”教育をめざして

  • 外国語学部 英米語学科 2年次生
  • ダイヤモンドコース所属
  • 窪 菜月 さん
  • 鹿児島県 開陽高校 出身
  • 2025.12.08

自分の可能性を信じて——ダイヤモンドコースへの挑戦

ダイヤモンドコースとの最初の出会いは、高校3年生の時に参加したオープンキャンパスでした。当時は「非常に頭が良くてハイレベルな人だけが入れるコース」というイメージがあり、きっと無理だろうと思っていました。しかし、入学後に条件の一つであるTOEICの点数をすでにクリアしていると知り、「自分にも挑戦できるかもしれない」と思い、めざす決意をしました。その後は、GPAや単位取得の条件を満たすために授業への出席やテスト勉強を徹底し、IELTSの目標点数取得や志望理由書の作成にも励みました。ダイヤモンドコースは幅広い分野を学べるのが魅力ですが、その分、短期間で多くの知識を身につける必要があります。大学が終わるぎりぎりの時間まで残り、仲間とエッセイやプレゼンの準備に励む日々は大変ですが、それでも知識としてはものすごくレベルアップできていると感じますし、自分と同じくらい高いモチベーションを持っている友人や、サポートしてくれる熱心な先生方に出会えたことが一番の財産です。充実した日々を過ごす中で、「正解を探す」のではなく、「自分なりの視点で考え、表現する」ことの重要性に気づくことができました。

“意識を変える教育”が、平和への第一歩

将来の目標は、私たちの次の世代を担っていく子どもたちが、人種、国籍、性別や生い立ちなどに関係なく、自分の興味関心のあることを安心して学べるような教育の仕組みを国際的に作っていくことです。この目標を意識するようになったのは、高校2年生の時にウクライナ侵攻のニュースを目にしたことがきっかけでした。「紛争をなくすにはどうすればいいのか」と考えたとき、たどり着いたのは“人の意識”の問題でした。間違った情報や偏った思想に流されず、自分で物事の正しさを見極める力を持つこと――それこそが平和を築く第一歩だと感じました。私自身、もともと「人の役に立てる仕事がしたい」という思いがあり、子どもが好きだったことから、当初は教員やスクールカウンセラーの道を考えていました。しかし、高校時代に感じた教育制度への違和感や、日本社会が抱える教育の課題を思い返すうちに、「現場に立つだけでは、本質的な問題は解決できないのでは」と感じるようになりました。教育は、個人の価値観や社会のあり方を根本から形づくる大切なものです。だからこそ、教育そのものの仕組みづくりに携わり、今ある問題をより良い方向へと変えていきたいと考えています。

一歩踏み出せば、“やりたい”が形になる

ダイヤモンドコースは、学費が免除されることも魅力の一つですが、私が一番価値を感じているのは、少人数だからこそ自分の「やりたい」をとことん追求できる環境があることです。学びで大切なのは、“勉強を嫌いにならないこと”。勉強はあくまで、自分の夢や関心を実現するための一つの手段です。だからこそ、途中で投げ出さず、少しの間でも続けてみてください。きっと数年後には、自分の可能性は何十倍にも広がっているはずです。皆さんも本学英米語学科のダイヤモンドコースに入って、「やりたいを学べる」をぜひ体験してみませんか?

※掲載内容は取材当時のものです

 

 

 

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