世界各国を飛び回り国際案件を動かす
プロジェクトマネージャーとして未来を拓く
- 株式会社インターネットイニシアティブ インテグレーション事業本部ITサービスインテグレーション本部 ITサービスインテグレーション5部 3課 勤務
- 外国語学部 英米語学科 2013年度卒業
- 天野 茂雄 さん
- 京都府 京都両洋高校 出身
国境を越えて挑む、プロジェクトマネージャーの現場
私は株式会社インターネットイニシアティブで、国際案件のプロジェクトマネージャーを務めています。日系企業の海外拠点に関わる案件や、プロジェクト推進のための調整役を担っており、海外出張や現地との打ち合わせも多く、各国の担当者と英語でやりとりをしています。語学学習支援や海外現地法人との交流会、公募制の海外駐在員制度など、海外との窓口が広く設けられており、グローバルな環境の中で経験を積んでいます。弊社は自社制度が充実しており、多様なライフスタイルに合わせて自分のやりたいことを実現してレベルアップできる環境が整っています。転職して7年目を迎え、大規模案件の担当や後輩の育成などマネジメント業務も増加、日々成長と責任を感じながら業務に従事しています。仕事をするうえで、文化や宗教など背景の違いへの配慮も欠かせません。例えばキリスト教圏の祝祭日、イスラム教圏のラマダンや礼拝時間などを踏まえて会議やスケジュールを組むことで、相手の負担を減らし信頼関係を築いていきます。難易度の高い調整をこなした際に、お客様から「あなたに任せて本当によかった」と言っていただける瞬間が、何よりのやりがいです。
“考える”ことの大切さを教えてくれた大学時代のゼミ
現在の仕事には、大学時代に所属していた國安俊彦教授の国際政治学のゼミ活動が特に生きていると感じます。個性豊かなメンバーと国際情勢について日々議論を重ねる中で、どんなテーマでも深く突っ込んで考える姿勢を身に付けました。國安先生は非常に鋭い視点を持つ方で、根拠の浅い仮説や甘い考察をするとすぐに指摘されるため、常に信頼できる資料を集め、自分の意見を論理的に組み立てる力が鍛えられました。こうした経験は、現在の業務において、相手に「どう伝えれば理解してもらえるか」を意識して話す力につながっています。相手の表情や反応を読み取り、説明の仕方をその場で調整するなど、ゼミで培った言語化力やプレゼン力が、今の仕事の基礎になっていると感じます。
海外での経験を力に、チームを導くリーダーへ
今後は、より大規模な国際案件や海外駐在など、グローバルな環境での経験を積んでいきたいと考えています。現在の会社には、海外でのビジネス拡大に貢献することを目的とした「グローバルキャリア制度」があり、最長5年間の海外赴任を通して現地法人の運営や売上拡大に携わることができます。この制度を活用して、2026年4月からロンドンへ赴任することが決まったので、現地でプロジェクトマネジメントを実践したいです。帰任後は、現地で得た知見を生かして海外案件の最適な進め方を社内に共有し、まだ手が届いていない国や地域の開拓にも挑戦していきたいと考えています。また、将来的には技術よりも組織運営や人材育成に軸を置いた“マネジメント型”のキャリアを志しています。プロジェクトを動かすだけでなく、人やチームの力を最大化できるリーダーとして成長していきたいです。



