一杯の「みおラーメン」から
始まった物語
- 国際貢献学部 グローバル観光学科 4年次生
- 田中 萌々花 さん
- 岐阜県 愛知工業大学名電校 出身
麺と向かって『みお』--ラーメンから始まった地域再生
「麺と向かって『みお』」。私が大学生活の中で、一番熱中して取り組んだ活動です。この取り組みは、2022年にグローバル観光学科の地域貢献プログラムとして、和歌山県美浜町三尾地区を舞台に始動しました。三尾は明治時代、多くの若者がカナダへと渡航し出稼ぎ移民を輩出した歴史をもち、現在もカナダとの深い結びつきが残る地域です。先祖の足跡をたどる旅をする日系カナダ人がいる一方で、少子高齢化や人口減少により地域の存続が課題となっています。そこで、三尾で移民研究を行っている河上幸子教授の指導のもと、地域活性化を目的に、特産品である伊勢海老を活用したご当地ラーメンを開発し、観光誘客と地域の賑わい創出を目指しました。その実現に向け、当初は学生主体で経営・広報チームに分かれて活動し、翌年には地域や行政とも連携しながら、商品開発から販売、広報、クラウドファンディングまでを実践的に展開。ついに2023年に「みおラーメン」が完成しました。来場者からの好意的な反応も励みになりましたが、それ以上に「麺と向かって『みお』」を通して地域の方と外部の人がつながり、地域そのものが活気づいていく様子を実感できたことが、私にとって最も大きなやりがいを感じた瞬間です。

万博の先に見えた、地域と人をつなぐ未来
大阪・関西万博カナダパビリオンでの提供は、準備こそ大変でしたが「麺と向かって『みお』」が目指してきた、三尾とカナダの歴史的なつながりを再び濃くしたいという思いを、世界に向けて形にできた貴重な機会でした。みおラーメンは、三尾とカナダ、そして外大がある京都を結ぶ役割を果たす存在となり、その実現をとてもうれしく感じています。プロジェクト始動当初は一度限りの限定販売の予定でしたが、イベントの盛況をきっかけに、地域の方々の「この町を盛り上げたい」という思いが高まり、補助金の活用などを通して活動が継続されました。行列ができるほど多くの方に来場していただき、地域の方々が喜ぶ姿を目にしたとき、大きなやりがいを感じました。その後も実店舗づくりや各地のイベント出店などを継続的に行ってきたことが、万博という大きな舞台での提供へとつながったのだと思います。私の将来の目標は、観光を通して地域と外部の人々をつなぎ、町づくりのお手伝いをすることです。「麺と向かって『みお』」の活動を通して、学生・大学・地域が連携して取り組むことの大切さを実感し、将来はそうしたつながりを支える仕事に携わりたいと考えています。就職後も、何らかの形で三尾と関わり続けられたらうれしいです。

「グローバルが日常」なキャンパスで
京都外大の魅力は、「やりたい」と思ったことを実際の形へとつなげられる点にあります。教員との距離が近く、グローバルな視点を持つ仲間と交流できることで、自分の興味や可能性に向き合いながら成長できる環境が整っています。京都という国際観光都市での学生生活や、多様なバックグラウンドをもつ留学生の仲間との交流、さらに「麺と向かって『みお』」の活動によるカナダの人々との関わりを通して、私自身も「グローバルが日常」になりました。京都外大には、きっとこれから皆さんを刺激してくれる出会いがたくさんあります。京都外大で、未来の自分にワクワクする大学生生活を!
※掲載内容は取材当時のものです





