京都外国語大学・京都外国語短期大学

一つの「好き」が学問になる。
京都外大で続く、私のRPG。

  • 外国語学部 日本語学科
  • 麻 子軒 講師
  • 2026.02.23

RPGから始まる日本語教育のストーリー

台湾出身の私が、日本語に興味を持ったきっかけはロールプレイングゲーム(RPG)でした。RPGは物語や会話を理解できなければ楽しめないため、日本語が分からず面白さを感じられなかったことから、独学で日本語を学び始めました。高校では「日本語研究会」に所属し、日本語能力試験の最上級レベル合格を目指す一方、後輩には基礎レベルの指導を行いました。その結果、部員の多くが検定試験に合格し、人に教える喜びを実感しました。この経験が現在の日本語教員としての道につながっています。現在は、コーパスや統計を用いた日中対照研究に加え、ゲームやAIを日本語教育に生かす研究に力を入れています。その具体的な試みとして、既存の日本語RPGゲームを教材として活用できるか調査したところ、語彙が難しく初級レベルの学習者には適さないことが分かりました。そこで自ら学習用RPGゲームを制作し、学習者のレベルに応じて語彙や文型の難易度を調整できるよう工夫しました。将来は、京都外大を舞台とした日本語学習RPGゲームを制作し、留学生のニーズに即した学習内容を取り入れたいと考えています。

京都外大から、日本語教員へ

京都外大の大きな魅力は、日本語教育を専門とする教員が多く在籍している点です。関西圏の多くの大学では、日本語教育の専門教員は1~2人程度であることが一般的ですが、京都外大は外国語教育に特化した大学であり、日本語教育分野の教員数も他大学と比べて多い水準にあります。さらに、登録実践研修機関および登録日本語教員養成機関として登録され、日本語教員を目指す学生を支える体制がより充実しました。また、「日本語教員養成推進室」が設置されている点も大きな特長です。ここでは、実際に日本語学校や専門学校で教えている現職の日本語教員が常駐し、学部生が作成した教案(授業計画)を直接見てもらい、具体的な助言を受けることができます。さらに、日本語教師の仕事の実情や、将来必要となる資格・履修科目についても、現場経験者から実践的なアドバイスを受けることができる点は、他大学にはあまり見られない、京都外大ならではの強みです。

為せば成る、その一歩を

京都外大での学生生活を通して、多くの人と出会い、自分を客観的に知ることで、自身の社会的な位置づけや強みを見つけてほしいと考えています。他者と比較することで参照点が生まれ、自分が世界の中でどこにいるのかが分かるようになります。その違いに気づくことが、自分の強みの発見につながり、将来の目標設定や進路選択にも役立ちます。また、在学生や高校生には、まず目標を定め、それに向かって努力し続けてほしいと思います。結果がすぐに出なくても焦らず続けることが大切で、諦めずに取り組めば必ず成果は現れます。困難があっても、「為せば成る」という強い意志を持って前に進んでほしいと願っています。

 

※掲載内容は取材当時のものです

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