言語としての学びを超えて
ドイツ語が開いてくれた世界
- 外国語学部 ドイツ語学科 3年次生
- 岡本 光介 さん
- 大阪府 大阪暁光高校 出身
2年次生でドイツへの留学を経験
2年次生のときに半年間、ドイツ留学を経験しました。留学先はバーデン・ヴュルテンベルク州のマンハイムにある伝統あるマンハイム大学で、建物はかつての宮殿を利用したもの。大学の寮に滞在しながらフランス、イタリア、デンマークなどさまざまな国からの留学生と共に学び、交流しました。
語学力が大きく向上したことはもちろん、現地ドイツでの暮らしはとても刺激的なものでした。滞在した街は下町で、観光名所とは違った飾らないドイツを実感できる場所。住んでいる人々も実に多様で、宗教や文化の違いを超えた生活を目の当たりにしました。これは現地でしか体験できないことで、私がドイツでの半年間から得たものはとても大きかったと思います。
留学は返済不要の給費奨学金が支給され、留学先の授業料も免除になる「交換留学プログラム[派遣留学A]」を利用。選考試験などに合格する必要があるため、かなり勉強しました。ドイツ語の勉強は自分が心からやりたいと思ってやっていることなので、苦になりません。実は京都外国語大学に入学してから、生まれて初めて「学ぶ」ことが楽しいと思えるようになりました。
ドイツ語の構造そのものにも興味
私がドイツ語に興味を持ったのは祖母がきっかけ。祖母は自宅で海外から来る留学生のホームステイを受け入れており、中学のときにドイツ人留学生と話す機会がありました。日本語に堪能な人でしたが、彼の話しているドイツ語の音や発音が「すごくかっこいい」と思ったのです。大学では必ずドイツ語を専門的に学ぼうと考えていたため、ドイツ語を専攻語として学べる京都外国語大学に入学することにしました。
最初、ドイツ語の格変化には苦しめられました。なかなか、その法則性を掴むことができない。でも、たくさんの文章に触れ、より多くの単語を覚えることで、徐々に理解できるようになりました。その域まで到達するには苦労しましたが、私と同じように「ドイツ語が好き」という思いで集まったクラスの仲間たちと学び、刺激を与え合うことで、勉強はますます楽しくなっていきました。クラスは座学だけではなく、ドイツ語でゲームをしたり会話をしたりといったアクティブな学びが魅力で、少人数制ならではの先生や他の学生との密な関係が、勉強への意欲を高めてくれます。
ドイツ語は学べば学ぶほど、厳格な法則に基づいた言語であることに気付き、その言語の構造に魅力を感じ、卒業後は大学院で言語学を学ぶ予定です。また大学院在学中には、語学力を生かして大使館業務の支援を行う「在外公館派遣員制度」にも挑戦したいと考えています。
「難しいから」学び、それが挑戦への意志を育む
なぜこんなにもドイツ語に惹かれたのかと言えば、それはたぶん「難しいから」ですね。人から「ドイツ語って学ぶの大変でしょ?」と言われると確かにそうなのですが、なぜか妙にうれしい気分になります。
ドイツ語をより学びたい思いから留学を経験し、自分の中の「挑戦」へのスイッチが入りました。これまでは実家から大学に通っていたのですが、3年次生からは通学時間を勉強時間に充てようと思い、大学の近隣で一人暮らしを始めました。また、夏休みにはリゾートバイトを経験。ドイツからの宿泊客に「ドイツ語を話せる人がいて助かった」と言ってもらったことは良い思い出です。
ドイツ語と留学経験が、私の世界と可能性を広げてくれたのだと思っています。
※掲載内容は取材当時のものです



