世界中で愛される
エンターテインメントの創出へ
- 株式会社カプコン
- 大倉 有加里 さん
- 中国語学科 2010年度卒業
あこがれの街で大好きな中国語を学ぶ
活き活きとした学生がひしめく学問の街・京都で、「五山送り火」など京文化に触れながら大学生活を送ってみたいと昔からあこがれていました。数ある大学の中から京都外大を選んだのは、中国語を専門的に学びたかったからです。高校時代のオーストラリア留学でルームメートが中国人だったのですが、彼女の単語を真似して発音したり、中国語を教えてもらったりするうちに興味が湧き、この言語をもっと話せるようになりたいと思いました。また、中国は著しい経済成長を遂げている国なので、中国語を使えるようになれば、私自身の可能性もより広がるかもしれないと感じていました。
カルチャーショックの連続だった中国留学
京都外大にはネイティブ・スピーカーの先生はもちろん、中国出身の留学生が多く在籍しており、インプットしたことを実践的に使える機会に恵まれていました。大学時代の思い出は尽きませんが、3年次に北京第二外国語学院に留学したことが特に印象に残っています。念願の長期留学だったのですが、日本での暮らしとギャップを感じることが多く、カルチャーショックの連続。例えば、よく通っていた大学近くのレストランでチンジャオロースを注文したところ、料理に大量の異物が混入! 日本では考えられないモノが入っていましたが、この事態に店員は「ごめん、ごめん」と軽く謝罪しただけでした。日本では大問題になるような出来事ですが、中国ではほんの小さな手違い。知らない場所で暮らしていくために、私も現地の感覚や価値観に慣れていかなければと考えるようになりました。
秘書として、挑戦するリーダーたちを支えたい
留学から帰国後に就職活動をスタートした私。もともと、『ストリートファイター』や『逆転裁判』などのゲームソフトが好きで、その事業内容や社風に惹かれてカプコンを志望しました。現在は会長・社長の秘書としてスケジュール管理や資料作成など幅広い業務を担い、機密事項や突発的な案件にも常に機転を利かせて対応するよう心がけています。どんな状況でも冷静に対応する力は、大学時代の中国留学や多様性に満ちたキャンパスで培われました。当社はゲームソフトの開発力が強みで、人気コンテンツをマルチユース(多面展開)し、グローバルな事業展開を行っています。ゲームを競技として扱う「eスポーツ」の普及や、テーマパークとのコラボレーションにも積極的です。当社のコンテンツで世界中の人々に喜びを届けられるように、リーダーたちを縁の下から全力で支え続けます。個人的には、「機密保持・冷静さ・機転・スピード・社交性」を兼ね備えた、誰よりも信頼の厚い秘書になることが当面の目標。スキルアップのためにも中国語や英語の勉強を継続し、理想像に近づけるよう自分を磨き続けます。