京都外国語大学・京都外国語短期大学

多様な言語・文化に触れ
成長し続けたい

  • 外国語学部ブラジルポルトガル語学科3年次生
  • 加藤 愛理 さん
  • 2022.04.05

語学への強い思い

5歳から小学5年生まで、父親の仕事の関係でブラジルに住んでいました。帰国後はポルトガル語を使う機会がほとんどなくなり、辞書なしではクリスマスカードも書けないレベルになったことにショックを受けました。
大学を卒業し就職をしましたが、語学を学び続けたいという気持ちは収まりませんでした。そして悩んだ末、ポルトガル語を専門的に学ぶことができる京都外国語大学の社会人入試に挑戦し、入学しました。
入学後もしっかりと学びを継続したことで、昨年度は「在名古屋ブラジル総領事館 第3回スピーチコンテスト」で優勝することができました。前職での経験をもとに、在日ブラジル人のコミュニティの未来について思いを伝えました。結果を出せたことはもちろん、自分の頑張りが他の学生のモチベーションにつながっていることにもうれしさを感じています。

ポルトガル留学でさらに実力向上を

今年の2月からポルトガルのコインブラ大学に留学しており、1年間滞在する予定です。留学先として、なじみのあるブラジルではなく、ポルトガルを選んだ理由は、まだ行ったことがない国で、新しい発見ができると思ったからです。
また、コインブラ大学ではさらに専門的に語学を学べるという点も魅力的でした。私が現在知っているポルトガル語は「ブラジルのポルトガル語」。ポルトガル留学中に「ポルトガルのポルトガル語」をマスターし、さまざまな価値観を持つ人々と活発に話ができるようにするのが目標です。その上で、第2外国語として学んでいるフランス語や、以前に学んでいたスペイン語、さらに機会があればイタリア語も、実際にその言語が話されている地域に行って使ってみたいと思っています。

コインブラの風景

ラテン系言語を歴史的に深めたい

複数の言語の同時修得に意欲があります。言語を学ぶ時は日本語で考えるのではなく、極力、学んでいる言語の中で物事を考えるように努めています。似通った言語を同時に学ぶ時は、文法や発音の差異をしっかり意識して、混ざらないように心がけています。特に、スペイン語の発音は、気をつけないとついポルトガル語の発音になってしまいます。
さらに、言語の歴史をたどるのも面白いと思い、2年次にラテン語も履修しました。ポルトガル語をはじめ、スペイン語やフランス語、イタリア語は、元をたどればすべてラテン語に行き着きます。ラテン語を学んだことで、複数の言語の中に大局的な共通点を発見でき、楽しかったです。
留学中も、海外でも通用するような検定試験や語学スコアの取得にも努めていきたいです。今後は質の高い語学力を強みに、活躍していきたいと考えています。

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