京都外国語大学・京都外国語短期大学

見えてきた、ポルトガル語との向き合い方
ゼロからの挑戦も楽しめるように

  • 外国語学部 ブラジルポルトガル語学科 1年次生
  • 堤 百々 さん
  • 大阪府 大阪桐蔭高校 出身
  • 2026.04.27

多様な時制を理解するコツを掴む

海外に興味を抱くようになったのは、青年海外協力隊だった両親の影響が大きいと思います。アフリカに友人をもつ両親を見ていて、大学では外国語を学ぼうと心に決めていました。高校まではずっとサッカー部に所属。サッカーの本場であるブラジルには強い関心があり、せっかく学ぶならブラジルで話されているポルトガル語に挑戦しようと思いました。ポルトガル語を専門的に学べる大学は多くなく、私が京都外国語大学を選んだのはほぼ必然といえます。
学び始めて約1年が経ちましたが、ポルトガル語特有の「時制」の捉え方に苦労しています。ポルトガル語には現在形・過去形・未来形だけではなく、半過去、複合過去、大過去、過去未来など、実に多様な動詞の時間軸の区別があります。それは英語にも、もちろん日本語にも存在しない概念です。例えば、ポルトガル語で活用が変わる2つの文章があったとして、それを日本語に訳すと同じ文章になる、というようなことがよく起こります。まだまだ慣れていませんが、自分なりにコツを見つけつつあります。それは、ちょっとした感覚の違いが活用に影響するため、日本語の感覚では少し「大げさ」に表現してみること。そうすることで、理解への糸口を見つけようとしている最中です。

「自分の学び方」を見つける

ある日、学内の図書館に出向くと、クラスメートがすごい集中力で自習をしていました。私には自習の習慣がなかったため、教科書を広げてその日の授業をノートにまとめ直しているクラスメートの姿は、ある種カルチャーショックでした。そこから、勉強そのものへの態度が変わっていきました。私にとって、大学生活で一番大きな変化だったかもしれません。
クラスでは私やその人を含め、ポルトガル語を初めて学ぶ人ばかり。覚えなければならないことが山ほどあります。覚えるためには繰り返し繰り返し読み書きをして、頭に刻み込んでいくことが必要です。私も自分に合った勉強法を見つけなければいけないと思い、模索する日々。最近は、動画配信サービスでポルトガル語を再生言語として選べるコンテンツがあることを発見しました。授業や教科書で学ぶだけでなく、こうしたコンテンツにできるだけ触れて、言語に対する感覚を磨いていきたいと思います。
さらに、11月に開催された「全日本学生ポルトガル語弁論大会」に出場。弁論のテーマはサッカーに打ち込んでいた高校時代のことで、当時の不調や練習の辛さを好きなJ-Popを聞くことでいかに乗り切ったか、楽曲の歌詞がどれだけ自分のメンタルを支えてくれたかを語りました。大会としては良い結果を残せませんでしたが、何度も何度も原稿を読み直して練習したことで、リーディング力や発音がかなり上達しました。挑戦して本当に良かったと思います。

語学と同じく、とにかくやってみる

京都外大には女子サッカー部がないため、心機一転ソフトテニス部に所属し、ゼロから練習に励んでいます。ゼロからポルトガル語に挑戦しているのだから、まったく新しいスポーツにも取り組めるはず。そんな思いでこのクラブに入部しました。
さらに大きな挑戦として、「ヨーロッパに行く」という目標もあります。ポルトガル語にはヨーロッパのポルトガル語とブラジルのポルトガル語の2種類があるのですが、目標に合わせてヨーロッパを選択しました。ヨーロッパの各国を訪ねてみたいので、外国語科目ではイタリア語を選択しています。高校までの私はどちらかというと、ナーバスでためらいを感じやすいタイプでした。京都外大でポルトガル語の学びを通して多くの人に出会い、明らかに性格が変わったことを実感しています。「まず、やってみる」こと。そして、「やってみればなんとかなる」。そんな思いで、これからもさまざまなことに挑戦したいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです

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