京都外国語大学・京都外国語短期大学

教える立場になって見えた
学びと行動の価値

  • 京都外大西高校 勤務
  • 外国語学部 日本語学科 2016年度卒業
  • 山本 裕汰 さん
  • 京都府 京都外大西高校 出身
  • 2026.04.25

同じ一日がないから、大切にできる

高校教員という仕事のやりがいは、「同じ仕事が一つもない」ところです。関わる生徒は毎年違い、一人ひとりが日々成長していく。例年の行事でも伝え方や取り組みが変わったりする。そこが非常に難しいところであり、やりがいを感じる部分です。だからこそ、日々の業務を「慣れたこと」ではなく「新しいこと」として向き合うことをモットーにしています。特に印象に残っているのは、二年前に初めて担任として受け持ったクラスの卒業です。普段はやんちゃな生徒たちが、卒業式では涙を流し、サプライズでプレゼントや手紙を用意してくれました。その姿を見て、「この仕事をしていて本当によかった」と心から感じました。二年生から担任を務めることになった私を温かく迎えてくれた生徒たちには、感謝の気持ちでいっぱいです。卒業後も、時間があると学校に顔を出してくれたり、成人式に誘ってくれたりと、今でも連絡をくれます。そうしたつながりが続いていることも、この仕事の大きな喜びです。

知識と向き合い続ける教師として

「1教えるには10必要」。これは、教師になってから私が身をもって実感した言葉です。教壇に立ち始めた頃は、自分の勉強不足を痛感し、指導書の内容を伝えるだけで精一杯でした。話を広げるための知識の引き出しもなく、今振り返ると、生徒にとって決して面白い授業ではなかったと思います。だからこそ、学生時代にもっと主体的に学び、さまざまなことに興味をもって知識を蓄えておくべきだったと強く感じています。この経験から現在は、授業やホームルームを通して、知識を深めることの大切さを生徒たちに伝え続けています。今年で教員になって10年目を迎えますが、年月を重ねても、生徒一人ひとりに親身に向き合える姿勢を大切にしたいと考えています。そして、教科だけでなくさまざまな仕事を任せてもらえるような教師になることが目標です。

迷っている今こそ、動いてみてほしい

京都外大の強みは、多言語を学べる環境とコンパクトなキャンパスにあります。私自身、入学当初は大学ごとの違いをあまり意識していませんでしたが、卒業して社会に出てから振り返ると、言語教育の充実やコミュニケーションの取りやすい環境など、京都外大の良さを改めて実感しています。また、日本語学科は国語教員を目指す人だけでなく、将来海外で働きたい人や外国の方とコミュニケーションを取りたい人にもおすすめです。日本語の正しい意味や使い方を学ぶことは、相手に自分の考えを正確に伝えるうえで大切であり、異文化コミュニケーションの基礎にもなると感じています。みなさんへ伝えたいのは、大学で学ぶことのすべてが将来そのまま役立つとは限らなくても、決して無駄にはならないということ。大学進学には時間もお金もかかるからこそ、「将来につながる大切な選択肢」として、オープンキャンパスや説明会に参加し、他大学と比較しながら自分に合った進路を考えることが必要です。みなさんには、自分にとって最もふさわしい道を選べるよう、積極的に情報を集め、準備してほしいと思います。

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