京都外国語大学・京都外国語短期大学

フットボールがくれた、
もう一つのフィールド

  • 静岡県 桐陽高等学校 出身
  • 京都外国語大学 学長室広報課 勤務 兼 体育会サッカー部 監督
  • 古谷 国大 さん
  • 外国語学部 ブラジルポルトガル語学科 2017年卒業
  • 2026.07.04

フットボールが導いた、京都外大の道

すべての始まりは、フットボールがくれた「縁」でした。

小学6年生の頃から、プレーしながら自然とサッカーを教える側にいた私は、「人に教えることの面白さ」を感じ、中高生の頃には将来の夢としてサッカーの指導者を目指すようになりました。

転機は高校3年の進路相談会です。そこで出会った大学職員の方に当時のサッカー部監督を紹介していただき、「OBにサッカー関係の仕事をしている人が多い」と聞いて、すぐにオープンキャンパスへ。縁に導かれるように入学した京都外大での学生時代は、挑戦の連続でした。留学先のポルトガルでの指導やプレー、部活での学生コーチ、スポンサー営業、さらには弁論大会への出場など、本当にさまざまな経験をさせていただきました。

大学時代、サッカー部の合宿で指導する古谷さん

「なぜ日本人が?」を超えて

3年次の秋から4年次の春にかけてポルトガルへ留学した際は、到着してすぐに現地のサッカー協会に電話をかけ、活動場所を探しました。右も左も分からない土地でしたが、その一歩を踏み出したからこそ、その後のすべての経験につながったと思います。

ただ、いざ指導の場に立つと、言語の壁はもちろん、「なぜ日本人が教えるんだ」という冷ややかな空気も感じました。それでも、頼まれていない道具の片付けをしたり、準備を人一倍やったりと、とにかく行動で示し続けました。すると、クラブのオーナーが自ら気にかけてくれるようになり、「挑戦して良かった」と心から思えました。指導していた子どもたちや親御さん、同僚とは、今でも連絡を取り合っています。 

また、アフリカ系・南米系・地中海系など、多様なバックグラウンドを持つ選手たちと関わる中で、サッカーの考え方や文化の違いを肌で感じました。サッカーのスキル以上に、異文化の中で人と信頼関係を築く力——まさに京都外大が掲げる「異文化共生力」の真髄を学んだ経験でした。

「今」を一所懸命に生きる

現在は京都外大の学長室広報課に所属し、大学の価値を社会に届ける役割を担いながら、サッカー部の監督を務めています。私たちの職場は学生や教職員との距離が非常に近く、組織の温かさをダイレクトに感じながら仕事に打ち込める環境です。私のモットーは「どんな状況でも、自分事として一所懸命に楽しむこと」。与えられた役割に受動的になるのではなく、主体的に関わることで、仕事も人生も価値のあるものになると信じています。

京都外大サッカー部の魅力も、まさに多様性の中で主体的に関わることにあります。レベルもバックグラウンドも本当にバラバラです。留学を目指す子、深夜までアルバイトをしている子、海外からの留学生まで、それぞれが葛藤しながらもみんなで同じゴールを目指して取り組んでいます。また、サッカーだけではなく別のことも全力で追求しようとする、この多様性こそがチームの最大の財産です。

指導者として学生へ、「今行動を起こすことの大切さ」を常々話しています。大学生活は本当に貴重な時間で、学費や生活費などを合わせるとたくさんのお金が投資されていると思います。そして、多くの人の思いも託されているからこそ、学生である時間を精一杯生きてほしいと思っています。
未来を創るのは、今の積み重ねでしかありません。この瞬間に、自分のすべてを出し尽くす。その情熱を大切にしてください。

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