京都外国語大学・京都外国語短期大学

Viaでラオスと向き合い、
学びを行動に変えていく。

  • 2026年度ピカ☆イチProject採択団体「Via」代表
  • 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 2年次生
  • 竹内 愛 さん
  • 兵庫県 武庫川女子大学附属高校 出身
  • 2026.08.03

「遠い国の問題」を、自分たちの課題に

Viaは、「世界の社会課題」と「私たちの日常」をつなぐ架け橋となることを目指し、学生の視点から具体的なアクションを起こすために結成された、ラオスに特化して国際協力に取り組む学生団体です。私自身、大学の授業を通じて貧困や教育格差について学ぶ中で、それらを「遠い国の問題」として終わらせるのではなく、同じ時代を生きる学生として行動に移したいと考え、参加を決意しました。

今回、ピカ☆イチProjectに採択された「Laos-Link Project」は、ラオスの教育支援と学内における国際理解の促進を目的とするプロジェクトです。ラオスでは、経済格差や地方における教材不足などを背景に、上級中等教育への進学率が約38%にとどまるなど、深刻な教育格差が生じています。

私たちは「ラオスこども図書館」などの団体と連携し、現地のニーズに即した直接的な支援を届けることを目指して活動しています。

Via代表として学んだ、対等な国際協力のかたち

エジプト・ピラミッドの近くでラクダと

フィリピンの海上スラムに住む子どもたちと交流。一緒にゴミ拾いも

Viaの代表を務めることになったきっかけは、1年次にエジプトやフィリピンなどを訪れた経験と、活動に継続してかかわる姿勢を前代表に評価してもらったことです。最初は不安もありましたが、引き受けるからには団体をさらに成長させたいと覚悟を決めました。

代表としての役割は、「ピカ☆イチProject」の企画書作成や活動方針の最終判断だけではありません。メンバー一人ひとりと定期的に話し、やりたいことを聞きながら、実現可能な形に落とし込んでいます。多様な意見をまとめる難しさを感じる一方、プロジェクトの採択が決まったときや、「私も運営に加わりたい」と声をかけてもらったときには、大きな喜びとやりがいを感じました。

Viaでの活動を通じて、国際協力に対する考え方も変わりました。以前は、国際協力とは「先進国が途上国を支援するもの」だというイメージを抱いていました。しかし、ラオスで作られた商品を日本で販売するフェアトレードの企画を考える中で、支援とは一方的に与えることではなく、現地の暮らしや経済に寄り添い、互いに価値を生み出す対等な関係を築くことだと気付きました。

今後は年間の活動計画を整え、50万円を目標に募金活動を進めながら、机や椅子など、教育環境の改善に必要な物資を届けていきたいです。そのためにも、まずはラオスについて知り、関心を持ってもらうことが大切だと考えています。展示や外大祭への出展を通じて、社会課題だけでなく、文化や暮らしを含めた「ラオスらしさ」も伝えていきたいです。

学びと実践をつなぎ、世界へ

オールイングリッシュで学ぶことは、私にとって以前からの夢でした。さらに、2つの言語を同時に学べる授業や、さまざまな国・地域から来た留学生と交流できる環境は、京都外大ならではだと感じています。実際に留学生の友人とは、英語を教えてもらう代わりに私が日本語を教えるなど、日々の交流を通じて互いの言語や文化への理解を深めています。

入学前は、英語だけの授業についていけるか不安もありましたが、先生方が理解度に合わせて丁寧に説明してくださるほか、外国語自律学習支援室NINJAなどの学習支援も充実しており、自分のペースで少しずつ英語力を伸ばすことができました。最初から完璧な英語力がなくても、安心して挑戦できる環境です。

授業では、「理論としての国際関係学」や模擬国連を通じた多国間交渉について学ぶ一方、Viaでは、現地と連携した実践的な国際協力に取り組む。この学問と実践の双方を行き来することで、社会課題に対する自分の解像度が飛躍的に高まっていると実感しています。将来は、Viaの代表として培った論理的思考力や交渉力、対等なパートナーシップを大切にする姿勢を生かし、国際機関などのグローバルな舞台で、世界の格差是正や持続可能な開発に貢献したいです。

1年次の春休み、フェアトレード商品開発の現地調査で訪れた南米・ボリビアのウユニ塩湖にて

※掲載内容は取材当時のものです

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