京都外国語大学・京都外国語短期大学

語り合える居場所から、
広がる未来

  • 2026年度ピカ☆イチProject採択団体「G-Roots」代表
  • 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 4年次生
  • 姜 惠琳 さん
  • 大阪府 ヴェリタス城星高校 出身
  • 2026.08.10

同じ経験を分かち合える、G-Rootsという居場所

G-Rootsは、日本の小学校や中学校、高校で学んできた、外国にルーツを持つ学生が集まる団体です。私自身も日本で生まれ育ちましたが、韓国と台湾にルーツがあり、現在はG-Rootsの代表を務めています。メンバーの中には、幼い頃に来日し、日本で長く生活してきた人もいます。

私がG-Rootsに参加したきっかけは、大学の友人から、自分と似た背景や経験を持つ学生が集まる団体があると教えてもらったことです。小学校から日本の学校に通い、周囲には日本生まれ・日本育ちの人が多い環境で過ごしてきました。差別を受けた経験はありませんでしたが、日々の生活の中で、周囲との違いを感じることは少なからずありました。

初めて活動に参加したとき、これまで誰にも話せなかった経験を共有できることに大きな安心を感じました。「自分にも同じことがあった」と共感し合える場所があることが、とてもうれしかったです。一方で、メンバーの中には、ルーツを理由に嫌な思いをした人もいます。それぞれが自分の経験を共有し、支え合いながら前向きに活動する姿に、いつも大きな刺激を受けています。

違いを受け入れ合える場所を、これからも

ボランティアで参加した国際交流イベント「kokokaオープンデイ」で、G-rootsのメンバーと一緒に書道体験

G-Rootsでは、自分たちと同じような背景を持ち、不安や悩みを抱える小中高生と交流し、互いの思いを語り合う活動に取り組んでいます。昨年度は、オープンキャンパスや外大祭、そして京都市国際交流協会が主催するイベント「kokokaオープンデイ」にも参加しました。

中でも特に印象に残っているのは外大祭です。外国にルーツを持つ人が地域にいることは知っていても、実際に出会う機会は多くありませんでした。当日は、同じような背景を持つ子どもたちも遊びに来てくれ、身近な地域にも仲間がいることを実感しました。また、外国にルーツを持つ人ならではの「あるある」を取り入れたすごろくでは、共感から会話が広がり、大変盛り上がりました。

G-Rootsの魅力は、国籍や文化の違いを特別視せず、互いに自然に受け入れ合えるところです。知らなかった文化や経験に触れる中で、違うからこそ面白く、学べることがあると感じています。外国にルーツがあることを理由に距離を置くのではなく、一人ひとりが持つ背景や経験に目を向けてもらいたいです。

私は来春、大学を卒業しますが、G-Rootsが今後さらに交流の輪を拡大し、発展していける団体になることを心から願っています。そのために、2026年度ピカイチProjectにも採択していただいた今年度の活動で確かな実績を残し、次の世代へとバトンをつないでいきたいです。

言葉と出会いを、グローバルな仕事へ

京都外大を選んで良かったと感じるのは、留学生と出会い、将来も関わっていきたいと思える友人ができたことです。英語で会話する機会が増えたことで、以前よりも英語が好きになりました。

グローバルスタディーズ学科は、将来海外で働きたい人や、国際的な分野に関心がある人に向いていると思います。学生同士の距離が近く、初対面でも気軽に話しかける人が多いため、人と話すことが好きな人にとっても過ごしやすい環境です。英語に限らず、学んでいる言語を実際に使える機会が身近にあることも魅力だと感じています。私も勉強中の中国語を使って留学生に話しかけてみると、相手が喜んでくれることがあり、言葉を通して距離が縮まる楽しさを実感しました。

卒業後は、海外との取引や輸入にも関わる小売業で働く予定です。G-Rootsでさまざまな背景を持つ人と出会い、国や文化によって常識が異なることを学びました。将来も、文化の違いを壁にするのではなく、互いの考え方を受け入れながら、誰とでも自然に関わっていける人でありたいです。

京都外大のオープンキャンパスで、来場者した高校生に活動を案内しました

※掲載内容は取材当時のものです

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