日本とネパールをつなぐ架け橋へ
- 2026年度ピカ☆イチProject採択団体「Shree Kalika International Project(SKIP)」代表
- 国際貢献学部 グローバルスタディーズ学科 2年次生
- カトリ ビマル さん
- ネパール リバプール・インターナショナル・スクール出身
ネパールから京都へ、広がる将来の夢
私はネパールで生まれ育ち、子どもの頃から日本の映画や文化に親しんできました。次第に日本語や日本文化をもっと深く学びたいと思うようになり、約2年半前に来日。日本語学校で約1年3カ月日本語を学び、その際、先生から京都外大について教えてもらいました。
私自身、もともと異文化理解や国際協力に関心があり、さまざまな国や地域の文化、国際関係について学びながら、世界中の人と交流できる環境を探していました。京都外大なら、そうした学びを深められると思い、入学を決意しました。
現在、世界では戦争や対立など、さまざまな問題が起きています。私は国連の活動に強い関心があり、将来は国際的な舞台で、日本とネパールをつなぐ架け橋のような存在になりたいと考えています。そのためにも、大きな目標を実現するには、まず身近なところから行動を始めることが大切だと思っています。
原体験から生まれた、SKIPの挑戦

京都外大の先生から提供していただいた書籍を、SKIPメンバーで梱包したときの1枚。なかなかの重労働でした…!
その思いを形にした活動の一つが、「Shree Kalika International Project(SKIP)」。ネパールの子どもたちの教育環境を支援するために立ち上げた学生団体です。
活動の原点には、私自身がネパールで学校生活を送る中で目にしてきた光景があります。山が多く寒さの厳しい地域にもかかわらず、十分に暖かい服を持っていなかったり、靴を履かずに通学したりする子どもたちがいました。かつて自分が学んだ学校の子どもたちのために、少しでも教育環境を良くしたいという思いから、活動を始めました。
当初は先生と私の2人からスタートし、メンバーを集めることにも苦労しました。最初は3、4人ほどでしたが、活動を重ねる中で少しずつ仲間が増え、現在は約20人が参加する学生団体へと成長しています。
これまでは、先生方から提供していただいた本を販売し、その収益を靴や机、椅子などの購入費に充てるほか、募金活動にも取り組んできました。そして今回、SKIPが2026年度のピカイチProjectに採択され、活動をさらに広げる機会を得ました。
今後は、プロジェクトを通してネパールの教育支援や国際交流活動をさらに発展させていきたいと考えています。大きなことを一度に実現するのではなく、机や椅子、本、清潔なトイレなど、子どもたちにとって身近な環境を一つずつ整えることから始めたいと思っています。
京都外大での学びを、世界で生かすために

6月に開催したBook Saleのブース。たくさんの学生・教職員の皆さんに来ていただきました。
SKIPは、もともとネパールの子どもたちの教育を支援するために始めたプロジェクトです。しかし、活動を続ける中でさまざまな国や文化的背景を持つ仲間が集まり、今では一つの目標に向かって協力する国際的な学生団体へと広がっています。
今後はネパールだけでなく、パキスタンやスリランカなど、ほかの国にも支援の輪を広げていきたいと考えています。国や文化が違っても、誰かのために力を合わせる経験そのものが、国際交流や相互理解につながると感じています。
グローバルスタディーズ学科では、日本人の先生だけでなく、アメリカやイギリスなど多様な背景を持つ先生方から学び、日本文化や国際文化、日本の哲学についても理解を深めています。また、英語力だけでなく、異なる考え方を持つ人と協力する力や、チームでプロジェクトを進める力も身に付けています。
ネパール語や英語、日本語に加え、ヒンディー語やウルドゥー語などの学習にも励みながら、これからも京都外大での学びとSKIPでの経験を重ね、将来は国際的な舞台で日本とネパールをつなぐ架け橋になりたいです。

今回のBook Saleでは、1,500冊以上の本提供していただきました。その結果、目標額を達成。この売上金で机や椅子を購入して、ペルーのシュリー・カリカ校へ寄付します!
※掲載内容は取材当時のものです



