「できない理由を探さない」を
信念に行動したスペイン留学
- スペイン・サラマンカ大学に留学予定(派遣留学A)
- スペイン語学科 3年次生
- 伊吹 海人 さん
- 滋賀県 草津高校出身
高校までとは違う刺激的な授業スタイル
幼少期から英会話教室に通い、外国人と接する機会が多かったので、自然と海外に興味を抱くようになりました。京都外大への進学を決めたのは、高校2年生の夏。オープンキャンパスで体験授業を受けたのですが、学生同士で話し合いながら課題に取り組むグループワークが新鮮で楽しかったです。高校までは講義形式による一方通行型の授業がほとんどだったので、少人数制クラスで主体的に学ぶそのスタイルに強く惹かれたことを覚えています。
スペインで味わった「非日常」
入学前から留学しようと決めていましたが、海外自体が初めてだった私にとって、長期留学は少し気が引けました。そんなときに先輩から教えてもらったのが海外セミナーです。期間は3~4週間程度で、友人と一緒に気軽に行けるなど、最初のステップとして最適だったことからこのプログラムを利用しました。スペインの名門・サラマンカ大学では、先生から現地の暮らしで飛び交うリアルな会話表現を教わり、毎日が発見の連続。ジェスチャーを交えた熱意あふれる指導に加え、動画やスライドを多用する工夫された授業スタイルで、内容をスムーズに理解できました。授業外では、自分から周りに溶け込もうと積極的に行動。初めはネイティブ・スピーカーが話すスペイン語のヒアリングに苦戦しましたが、クラスメートは皆フレンドリーでそんな私に構わずどんどん話しかけてくれます。時には電子辞書や翻訳アプリなどの助けも借りながら、めげずに会話に参加するうちに交友関係が広がり、スペイン人の友人もたくさんできました。生活に慣れてくると、友人と連れ立って頻繁に街を散策するように。公衆トイレが有料だったり、日曜日になると飲食店以外のお店がほとんど閉まっていたり、お昼に2~3時間程度の長い休憩をとるシエスタという習慣があったりと、日本にはない「非日常」が私の世界観を大きく広げてくれました。
次の長期留学では、自分発信での活動に挑戦したい
海外セミナーを経て、自分自身で一番変わったと感じるのは、物事に取り組む姿勢です。「できない理由を探さない」を信念に、言葉の間違いなどを恐れず行動したスペインでの日々が確かな自信になっています。また、スペイン人の年齢に関係なく誰もがフランクに話しかけるコミュニケーションスタイルや「なんでもやってやろう」というマインドにも大きな影響を受けました。今年の秋から交換留学プログラム[派遣留学A]で再びスペインの地を踏みます。今度は学ぶだけではなく、日本の文化を紹介するなど、自分発信でさまざまな活動に挑戦しようと考えています。