世界をつなぐ、
ドイツの国際物流企業
- DHLジャパン株式会社
- 細川 優希 さん
- ドイツ語学科 2015年度卒業
環境先進国ドイツへのあこがれ
高校生のとき、環境政策について興味を持つようになり、国内外の取り組みを調べる中で、世界有数の環境先進国であるドイツへの関心が膨らみました。大学生になったらこの国に必ず留学したいと思い、関西でドイツ語やその文化を専門的に学べる大学を調べたところ、私にとって一番理想的な環境だったのが京都外大でした。
留学先で出会った運命の国際物流企業
ドイツ語学科では、先生がドイツの文化や習慣を取り上げて教えてくださり、毎回の授業が楽しみで仕方ありませんでした。3年次には念願だった留学が実現し、フライブルク大学へ。フライブルクはドイツの中でも特に先進的な環境政策が行われている都市で、大学の授業はもちろん学内外で目にするすべてのことが勉強になりました。また、現地ではシェアハウスに住んでいたのですが、自分とは全く異なるバックグラウンドを持つ仲間と共に暮らすうちに、臆することなく意見を主張できるように成長。自分の殻をどんどん破っていく毎日だったように感じます。
留学中に驚いたことに、ドイツで利用した国際宅配便があります。日本にいる家族や友人と荷物をやりとりする機会が多かったのですが、配送が想像以上にスピーディーで、紛失や損傷もない丁寧な仕事ぶりに感動しました。そのサービスを提供していた国際物流企業こそが、DHLです。ドイツ国旗を思わせる色使いの企業ロゴはよく目立ち、ヨーロッパを旅行した際も各地でたくさんのトラックや貨物を見かけました。高いサービス品質に加え、220以上の国・地域で事業展開する世界最大級の規模に惹かれ、いつしか「この企業で働きたい!」と思うようになっていました。
「クーリエ」として働く喜び
現在は念願が叶い、DHL ジャパンでクーリエ(国際航空貨物の集荷配達、セールスリード)を任されています。迅速さと正確さを求められる仕事で緊張感がありますが、その分大きなやりがいを感じます。国際物流企業で実際に働いて強く感じるのは、物流が人と人とを結び、世界を支えているということです。その一翼を担う喜びを感じながら、大学時代に培った語学力や異文化理解力、自分の意志を貫く姿勢を活かして業務に励んでいます。今後は、通関士の資格取得や女性が働きやすい環境づくりなどにも挑戦していきたいです。