世界屈指のホテルで届ける
最高の「おもてなし」
- ザ・リッツ・カールトン京都
- 坪根 由希 さん
- 短期大学 キャリア英語科 2016年度卒業
観光ビジネスで必要な語学力やスキルを身につけるために
両親が料理店を経営しており、サービス業というものを間近で見てきた私。休日には、旅行好きの家族に連れられて、国内外のさまざまな場所に出かけました。そんな環境で育つ中で、たくさんの人と接する観光ビジネスの仕事に自然とあこがれるように。京都外国語短期大学は、旅行・ホテル・エアラインに関連した授業が充実していることに加え、夜間2年制で昼間に働きながら無理なく通えるため、私にとって理想的な大学でした。
国籍も年齢も超えた「出会い」に満ちた2年間
入学後は英語力を磨きながら、多彩な授業を通してビジネススキルを貪欲に吸収する日々。併設する京都外国語大学の授業を受けられる科目等履修生制度を利用し、ドイツ語の勉強にも力を入れました。そして、1年次の夏休みには、京都外大リーダーズ・スクールのプログラム「リーダーシップ・チャレンジ in サイパン」に参加し、現地の小学生に折り紙などの日本文化や簡単な日本語を教えました。授業づくりの難しさを知るとともに、子どもたちの笑顔に触れ、あらためて「人」と接することの喜びを実感できました。クラブ・サークル活動では、E.S.S.に所属し、京都の社寺で外国人観光客に声をかけて英語で観光案内に挑戦。このガイド活動によって、日本文化への造詣も一層深まったように思います。同年代の若者から社会人、定年退職された方など幅広い学生が在籍する京都外国語短期大学で過ごした2年間は、本当に貴重な「出会い」に満ちていました。
今でも読み返す学生時代の教科書やノート
現在、私はザ・リッツ・カールトン京都に勤めており、お部屋で食事されるお客様への接客サービスを主に担当しています。テーブルコーディネートを含めてホテル内のレストランと同様のサービスが求められる緊張感のある仕事です。忙しくて時間のない方が部屋食を利用されることも多いので、お客様の気持ちをいち早く察知して行動するように心がけています。仕事のやりがいは、なんといっても「お客様の喜び」。宿泊後にお客様から私のサービスに対する感謝の手紙をいただけたときは、格別の嬉しさでした。サービススキルのさらなる向上に努める毎日ですが、学生時代に観光ビジネス分野の授業で使っていた教科書やノートは今でも読み返すほどに役立っています。また、お客様はもちろん、職場にも多様な国籍のスタッフがいるため、日常的に英語を使っており、京都外国語短期大学での学びが仕事に直結していると感じます。培ってきた語学力やビジネススキル、京都の知識もフル活用してお客様に日本の魅力を伝え、これからも最高の「おもてなし」を届けていきます。