語学だけではなく中国の文化も学び、
知り得た事実を幅広く伝えたい
- 外国語学部 中国語学科 2年次生
- 古中 陸人 さん
- 広島県 広島なぎさ高校 出身
高校時代から感じていた中国の重要性
私は日本三景の一つ、宮島がある広島県の出身です。1年を通じて数多くの外国人観光客が宮島を訪れますが、なかでも多くを占めるのは中国からの観光客です。広島で暮らしながら、日本にとって中国の存在は重要であることを実感してきました。例えば、サッカーの試合をテレビで観ていても、グラウンド内の広告には中国のスポンサー企業名が目立ちます。中国発の大手通販企業もシェアを広げ、ますます存在感が高まっています。今後も中国マーケットはどんどん拡大すると考え、京都外国語大学の中国語学科に進学を決めました。留学生が多いため生きた中国語を学べそうだと思ったこと、そして外国人観光客に人気の高い京都で学ぶことで、中国語に触れるチャンスも多くなるのではないかと思ったこともポイントでした。
京都外大で中国語を学び始めて一番苦労したのが、中国語をラテン文字化して表記する発音表記体系「拼音(ピンイン)」です。とても難しいですが、先生のアドバイスをもとに発音のコツを掴みつつ拼音を学んでいるうちに、中国語と英語との共通点を発見。これが中国語理解の突破口になり、以来、リスニング力が各段に進歩しました。1年次生の時はこうした理解を得るために、がむしゃらに勉強しましたね。2年次生になると、先生たちからの勧めで中国語プレゼンテーション大会に出場できるまでに成長。地元の市民球団である広島東洋カープについて、そして日本の野球について、中国語で解説と紹介を行いました。
部活や学科での交流にも学ぶチャンスが
中学・高校と一貫教育の学校に通っていたため、6年間ほぼ同じ顔触れの仲間たちと過ごしてきましたが、大学に入学して環境が一変。学科には中国にルーツを持つ学生も多く、語り合うことで中国と日本それぞれの文化や価値観の違いを知り、お互いを尊重し合うことができます。また、彼らの学びへの積極性に影響され、さまざまなことに挑む姿勢が身に付いたと思います。
中国からの留学生と話していると、日本と似ているようで違う中国の文化に驚かされることがあります。例えば、学校の教室で挙手するとき、中国では右手を顔の高さまで挙げ、左手の甲を右手の肘に当てるそうです。また、中国の高層団地のような集合住宅は、敷地を囲う高い塀を設けることが主流のようです。そんな細かいところにも新鮮な発見があり、そうした小さな理解の積み重ねもまた、大切な学びであると実感しています。大学では、高校時代から引き続き陸上部に所属しているのですが、部員は半分以上が留学生で中国から来た学生もいます。彼らとは中国語と日本語を交えながらお互いに教え合い、技術を磨いています。こうした異文化交流ができるのは、京都外大ならではの環境だと思います。授業でも中国の伝統や文化について学ぶ機会があり、中国の「舞い」などを実際に体験できたのは貴重な体験でした。
目標は確かな情報を提供するジャーナリスト
将来の目標はジャーナリストです。もともと中国のことを知りたくて、多くの報道番組を見てきました。近年、人々が受け取る情報は幅広く多様になりましたが、だからこそ信頼に足る情報を人々に届ける必要があると思います。実は私が学んでいる語学のクラスが、上海のテレビから取材を受けたことがありました。中国語を学ぶ日本人学生をレポートする内容で、私もインタビューを受けることに。それまでもマスメディアに興味があったのですが、この経験からますますジャーナリズムへの思いが強くなりました。
今は中国語検定(HSK)に取り組んでおり、1年次生のときに3級を取得。今年度はさらに上級を目指し、先生からアドバイスを受けながら勉強中です。今後もジャーナリストの夢を叶えるために、勉強を続けていきたいと思っています。
※掲載内容は取材当時のものです



