京都外国語大学・京都外国語短期大学

「観光って面白い」から始まった
観光×国際交流を仕事に

  • 近畿日本ツーリスト株式会社 勤務
  • 国際貢献学部 グローバル観光学科 2023年度卒業
  • 倉谷 歩佳 さん
  • 北海道 クラーク記念国際高校 出身
  • 2026.06.01

国際交流の入り口は「観光」だった

高校時代、京都で外国人観光客を案内するボランティアに参加しました。はじめは軽い気持ちでしたが、外国の方と交流する楽しさや、観光のお役に立てたときのうれしさが想像以上に自分の刺激になったんです。同じ京都に暮らしていても、案内してみて初めて気付くことがあり、「観光って面白いな」と感じました。観光を通じて国際交流をしてみたい気持ちから、グローバル観光学科への進学を決意。英語以外に地域創生や観光マーケティングなど幅広い分野を学べることも、自分の関心のあるテーマに合致していて魅力的でした。
大学では、P.C.C.(Picture books for Cambodian Children)の活動に取り組みました。カンボジアの孤児院の子どもたちに絵本を作るプロジェクトでしたが、コロナ禍で現地渡航が叶わず、オンラインでの交流に切り替えることに。その際、活動をつなぎ企画をアレンジしてくれたのが近畿日本ツーリストでした。旅行会社は個人向けの案内が中心というイメージがありましたが、国際的な交流事業にも関わっていることを知り、「こういう仕事もあるんだ」と視野が広がりました。その後、大学での説明会を通して話を聞く機会もあり、志望がより明確になっていきました。

リーダーを務めた「ENJOY KYOTO」制作

大学時代に取り組んだ「ENJOY KYOTO」の紙面制作も、今の仕事につながっていると感じる大きな経験です。外国人観光客向けの英字フリーペーパーの一部を、学生主体で企画・取材・制作する取り組みで、2年次生のときにはリーダーを務めました。取材先へのアポ取りや寺神社仏閣での取材、外部のコピーライターとのやりとりなど、初めてのことばかり。英語での原稿作成やメンバーの意見調整に苦労する場面もありましたが、限られた時間の中で周囲と相談しながら形にしていく過程は、自分の粘り強さを育ててくれたと思います。コロナ禍で本誌が発行休止になってしまった時に、京都外大生だけで制作した特別号を無事発行できた時は大きな達成感がありました。現在も活動は続いていて「ALKOTTO」という名前に生まれ変わったり、後輩がSNSで活動を発信したりと進化し続けています。

国内も、海外も、教育旅行営業として一歩ずつ

現在は、岡山支店で教育旅行の営業を担当しています。修学旅行や海外研修、部活動の遠征などを扱い、行程の企画提案や宿の手配、必要に応じて添乗も行っています。海外語学研修に同行した際には、現地の方とのやりとりで京都外大での学びが発揮できたと感じました。グローバル観光学科では、自分たちで地域の課題を考え、調査し、まとめるという活動や、プレゼンテーションの機会も多く、語学力はもちろんですが「どう聞くか」「どう伝えるか」という意思疎通スキルも鍛えられたように思います。実際に仕事となると、大学のプレゼンテーションのようにいかない部分もあるのですが、根本的な部分はつながっているように感じています。
今後は、国際交流やアウトバウンド・インバウンドに重点を置いた企画や添乗に携われるとうれしいです。教育旅行だけでなく、一般団体の旅行にも興味があります。今の配属先は岡山で、土地勘や教育方針など分からないことも多いのですが、旅行先が関西のときに「滋賀出身で京都の大学に通っていたので、任せてください!」と会話のネタにするなど、自分のポジションを生かして仕事に取り組めています。岡山での新しいつながりも生まれ、せっかくのご縁なので、存分に岡山での生活を楽しみたいです。

※掲載内容は取材当時のものです

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