未知の環境で身に付けた「自ら動く力」で、
これからの英語教育に新しい風を
- 外国語学部 英米語学科 4年次生
- 田中 里依 さん
- 兵庫県 三木高校 出身
初海外で身に付けた、自分から行動する力
高校3年生の時に担当していただいた先生の授業がとにかく楽しかったことがきっかけで、英語に興味を持つようになりました。英語を学ぶことや留学への思いが募り、留学制度が充実している京都外国語大学へ進学。2年次には、海外でアルバイトをしながら生活するワークトラベルを経験しました。初めての海外渡航でありながら、ツアーなどではなく“現地集合”というなかなかハードルの高い挑戦でした。自力で向かうための飛行機のチケット購入すら一苦労だったことを覚えています。現地で困った際も「どこで、何を、誰に聞けばいいのか」が分からず不安でしたが、ワークトラベルを通して「とにかく自分から動いてコミュニケーションをとっていけば解決できる」ということを、身をもって経験できました。この「自ら動く」という姿勢は、その後の留学においても大きな鍵になったと思っています。
不安を安心に変えてくれた心強い存在
京都外大にはさまざまな留学プログラムが用意されており、私は「交換留学プログラム[派遣留学A]」でのアメリカ留学を志望しました。「交換留学プログラム」は、単位認定により4年間で卒業が可能で、給費奨学金など経済面のサポートも整っており、生活費や授業料が高額なアメリカへ留学する上でとても心強い制度でした。専門分野を英語で学ぶ「学部留学」であることも、挑戦を後押ししてくれました。
選考にあたっての課題は、IELTSの目標スコア達成でした。その中で、特に私が苦戦したのがスピーキングテストです。苦手克服のために、毎週「外国語自律学習支援室NINJA」へ通いました。最初はフリートークでのプライベートな会話が中心でしたが、留学選考を本格的に意識するようになってからは、IELTSのスピーキングテストの内容に合わせて重点的に練習させてもらいました。さらに2年次からは、NINJAの学生スタッフとして活動することに。ネイティブの先生や先輩の心強いサポートを受けながら、無事にIELTSの目標スコアを達成し、選考を通過することができました。
自分次第で何者にでもなれるし、何でもできる
留学先に選んだのは、州立サンフランシスコ大学です。この大学は、多様なバックグラウンドを持つ人々と交流できるだけでなく教育分野にも精通しており、教職を志す私にとって理想的な環境そのものでした。大学院にはTESOLやTEFL(英語を母語としない人々に英語を教えるための教授法)を専門にされている先生がいらっしゃるため、その研究室訪問も留学における大きな目標の1つでした。
留学期間は、3年次の秋から約半年間。コミュニケーションや政治などの専門科目を英語で履修しました。どの授業でも、自分の意見を話すことが求められます。とある授業の初回プレゼンでは、頭が真っ白になり実力を発揮できず、先生に優しくフォローされて泣いてしまったこともありました。その挫折以降、プレゼン前には空き教室でのリハーサルを徹底。回数を重ねることで、次第にジェスチャーを使うほどの余裕も出てきました。留学前は間違いを恐れて消極的でしたが、こうした経験を経て英語での確かなコミュニケーション能力が身に付いたと実感しています。

以前は「留学はキラキラと充実したもの」というイメージを持っていました。でも実際は、キラキラさせるかどうかは自分の行動次第。「自分次第で何者にでもなれるし、何でもできる」と学べたことは、私だけの特別な経験になりました。卒業後は、私立中高一貫校で英語教員として働く予定です。留学やキャンパスライフで経験した学びを生かし、「英語は楽しくて世界が広がるツールなんだ」という気付きを与えられる教員を目指したいです。そうして教育現場に新しい風を吹かせたいと思っています。
※掲載内容は取材当時のものです



