京都外国語大学・京都外国語短期大学

安心できる教室を目指して
–––京都外大での学びと教師としての歩み

  • 京都外大西高校 勤務
  • 外国語学部 日本語学科 2025年度卒業
  • 安藤 茉音 さん
  • 大阪府 大阪成蹊女子高校 出身
  • 2026.04.11

「生徒が安心できる場所」をつくるために

教師として大切にしているのは、「生徒が安心できる場所をつくること」です。私が学生の頃、担任の先生が「教室を安心できる場所にしたい」と話していたことがあります。振り返ると、私にとって教室は家の次に安心できる場所でした。休み時間にもよく声をかけて関わってくださる担任の先生は、第二の父親のような存在でした。教師になった今、改めて「安心できる場所」とは何かを考えることがあります。現在、週に一度、終礼等で関わっているクラスでは、授業以外にも掃除の時間や放課後に話しかけてくれることも。限られた時間の中でも、そうして時間を作って話しに来てくれることをとてもうれしく感じるとともに、毎週継続して関わっている中で、もしかすると私だからこそ話してくれている部分もあるのかもしれないと考えています。特別に時間を設けて話をするだけでなく、掃除のときや放課後の何気ない会話の中で生徒の話を聞く。そうした日常の関わりがあるからこそ、生徒にとって教室は安心できる場所になるのだと思います。また、「優しさ」と「厳しさ」のバランスも大切にしています。優しさがなければ、生徒は厳しい言葉に耳を傾けてくれません。私自身、学生の頃に「この先生は自分のことを見てくれている」と感じられたからこそ、その言葉を素直に受け止めることができました。だからこそ、生徒一人ひとりと向き合い、安心して関われる関係を大切にしていきたいと思っています。

努力は才能に勝てると信じて

生徒には、高校の成績に油断しないことや、努力は才能に勝てること、そして習慣づけや隙間時間を大切にすることを伝えています。私自身、高校時代に毎日の学習内容を手帳に記録し、担任の先生に提出するなど、学習習慣を厳しく指導されました。最初は大変でしたが、勉強は「やらなければならないもの」というより、自然と続ける習慣になっていきました。受験勉強は一度できるようになれば終わりではなく、毎日続けることが大切です。その経験から、才能のある人ももちろんいますが、努力を続ける方法を知っている人の方が強いと考えています。自分に合った努力の仕方を見つけ、それを続けていくことが成長につながるのだと思います。大学では、教師としての授業づくりを実践的に学ぶ機会がありました。特に印象に残っているのが、日本語や国語の模擬授業です。自分で教案を作り、考えた授業を実際に形にできたことがとても楽しい経験でした。特に日本語の模擬授業では、日本語で日本語を教えるため使える言葉が限られます。学生がどこまでの語彙を学んでいるのかを確認しながら授業を組み立てるのは大変でしたが、その分やりがいを感じました。

京都外大で広がる、日本語の学び

京都外大の日本語学科の魅力は、外国語として日本語を学べるだけでなく、日本語教員や国語教員を目指すための学びができる点にあると思います。日本語を学べる学部は文学部などにもありますが、外国語学部に日本語学科がある大学はあまり多くありません。実際に学科に入ると、さまざまな国から来た学生と出会い、授業を通してさらに多くの外国人留学生と関わることができます。多様な文化や価値観に触れながら学べる環境は、まるで小さな国際社会のようだと感じます。また、日本語学科は日本語を学びたい人だけでなく、英語など外国語を学びたい人にもぜひ一度見てほしい学科です。自分が普段使っている日本語の特徴や面白さを知ることで、言語そのものへの理解が深まり、英語など他の言語を学ぶ際にも新しい視点を得ることができます。日本語の文化や表現を理解することは、英語で日本の魅力を伝える力にもつながります。日本語を学びたい人はもちろん、英語を使って世界で活躍したいと考えている人にも、日本語学科での学びをぜひ体験してほしいと思います。

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