京都外国語大学・京都外国語短期大学

京都外大のドイツ語学科で、
Mein Deutschを

  • 外国語学部 ドイツ語学科
  • 金子 哲太 准教授
  • 2026.04.18

英語の「なぜ?」はドイツ語で解ける

ドイツ語の面白さは、文法、語の造り、また語彙にみられる歴史性にあると思っています。少々古風な特徴を持つドイツ語は、英語に割と近い親戚関係にあります。このため、英語の不可解な語形について考えるとき、ドイツ語と比較したり、少し語史をさかのぼったりすることで、その理由が分かり腑に落ちることが少なくありません。
たとえば、なぜcanはHe cansにならないのか、どうしてman, footの複数形がmen, feetになるのか、またGod bless you!では動詞が変化していないのにどこから願望の意味が出てくるのか───不思議に思いませんか?
このような何の疑問も持たずに学んできた言語の『当たり前を問い直す』ことは、学問全般に通じる姿勢です。身近なことがらをテーマに自分なりの視点でアプローチできると、学ぶこと自体がグッと楽しくなるのではないでしょうか。

多彩な学びとサポートで広がる可能性

京都外大のドイツ語学科は、「私のドイツ語」(Mein Deutsch)を自分のペースで作り上げていける場であるといえます。1・2年次は「聴く」「話す」「読む」「書く」といった基礎力を身に付け、スキルアップする授業が中心です。学年が上がるにつれ、ドイツ語圏の歴史、文化、社会について学ぶ機会が増えますが、検定試験対策のほか、翻訳・通訳、ディベート、さらにドイツの大学とコラボした合同授業など、多彩な授業があります。ゼミ授業では、皆さんの関心あるテーマについて調査・発表、また議論を行い、卒業論文を仕上げます。私のゼミでは日独の敬語比較、ドイツ語のオノマトペ、漫画のドイツ語翻訳についてなど、ドイツ語そのものをテーマにしています。
授業外での活動において、たとえば京都外大名物の語劇祭や「全日本学生ドイツ語プレゼン大会」(かつては弁論大会)での準備練習では、ネイティブ教員が中心となり親身になってドイツ語の表現法や発音指導をしてくれます。一から学び始めた学生が大会で優勝したり、準優勝した学生がさらに頑張り、文部科学省の奨学金を得てドイツでドッグトレーナーの資格を取得して帰国したというケースもあるんですよ。
このほか、毎年2回開催されるドイツ語圏からの交換留学生との交流会や、12月に行われるクリスマスミニマーケットでは、和気あいあいとした雰囲気の中で留学生と交流したりドイツの文化に触れたりすることができます。こうして授業以外でもさまざまな経験ができ、自分にヒントを与えてくれる場を通して、ドイツ的異文化を学んでほしいと思っています。

自分だけのコトバで、世界を拓く

「ドイツに興味がある」。少しでもそう感じている方には、ぜひドイツ語学科の扉をたたいてほしいと思います。古城や大聖堂、グリム童話、ブンデスリーガ、ドイツ車、クラシック音楽、歴史、文学、哲学、環境政策、動物愛護…。きっかけは何でも良いのです。ドイツ語とともにドイツ文化を学ぶことで、異なる視点や新たな思考法を手に入れることができます。自分の視野を広げ、次の扉を自分の力で開けましょう。
大学は、小・中・高と続く12年間の「学び」の延長線上にある、いわば最終のフェーズです。授業や研究だけでなく、部活やサークル、アルバイトを含めた課外活動においても、自分を大きく成長させることができる“時空”ともいえましょう。そこで重要なことは、周囲の皆とできるだけコミュニケーションを図り、考えや思いを共有すること。
また「自分が何をやりたいのか」をよりよく知るために、自分の「好き」に真剣に向き合い、どうして好きなのかを自分のコトバで掘り下げていくことが必要だと思っています。コトバと格闘することで、自らの世界を拓いていきましょう。

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