好奇心と勇気が、自分をつくる
- 株式会社ワントゥーテン エクスペリエンスデザイン事業本部 勤務
- 外国語学部 フランス語学科 2012年度卒業
- 坂本 恭平 さん
- 熊本県 熊本学園大学付属高校 出身
思ったことに、嘘をつかない
現在は、株式会社ワントゥーテンのエクスペリエンスデザイン事業本部に勤務しています。京都と東京に拠点を置くデザイン会社で、私はアカウントとしてクライアント対応や制作案件のプロデュースを担っています。営業的なポジションに立つことが多いため、コミュニケーションが仕事の大部分を占めています。学生の頃は人と話すことがあまり得意ではありませんでしたが、京都外大での留学生との交流や、フランスへの短期留学プログラムへの参加を通じて、自然とコミュニケーション能力が身に付いていきました。
仕事では、チームメンバーとの対話を大切にしています。メンバーが何を感じているか、どうすれば才能を引き出せるかを常に意識しています。この姿勢を持つようになったきっかけの一つは、現在の代表がイベントで語った「有名なクリエイターと、そうでないクリエイターとの違いは、結局『勇気』だ」という言葉です。振り返ると、自分も思っていることを言わず、行動に移さなかった経験が多くありました。それを変えようと決意して以来、「誠実に伝える」ことを軸に置いています。相手が求めていることを引き出し、自分の中で咀嚼し、自分はこう思うということを勇気を持って相手に伝える。「自分が思うことに嘘をつかない」ということを大切にしています。
「知らないことが、こんなにある」――学生時代に広がった世界
学生時代は、図書館で本を読みふけったり、友人と海外へ旅に出たり、たくさん映画を観たりと、自分の世界が広がる体験ができました。中でも強く印象に残っているのが、京都外大の図書館の地下書庫です。卒業論文執筆の時期、膨大な数の蔵書が並ぶその場所によくこもって作業していました。フランス語の文献を読み解かなければならないこともあり、「自分が知らないことが、こんなにもたくさんある」ということが身に染みて分かりました。決して楽ではありませんでしたが、今振り返ってもあの時間は本当に貴重なものだったと思います。
また、フランス人の先生の授業も印象的でした。フランスの文化や考え方に触れ、自分の常識とはまるで異なる世界が広がっていることを体感させてもらいました。こうした大学での経験が、世界の広さや知ることの楽しさを教えてくれたと思っています。その感覚は今の自分につながっており、仕事でも生活でも、好奇心を大切に毎日を過ごしています。現在の会社にも多様なバックグラウンドを持つ人が多く、そうした人たちから吸収できることが、今もとても楽しいと感じています。
京都外大で見つけた「好き」が、人生の道になる
国内外を問わず多様な学生や先生が集まる京都外大は、自分の世界を広げることができる大学です。そしてその中で、自分の好きなことや興味のあることをぜひ見つけてほしいと思います。私の同級生にも、パティシエになった人、キャビンアテンダントになった人など、それぞれの道に進んだ仲間がいます。
言語を学ぶことは手段であって、その先に伝えたいこと、やりたいことがきっとあるはずです。一つ芯となる興味が見つかれば、それを深めていける環境がこの大学にはあります。自分が興味のあることや好きなことを、大学生活を通してどんどん深めていってください。



