京都外国語大学・京都外国語短期大学

「かめはめ波!」ザ・ツインズ

  • 交換留学生(2017年9月~2018年7月)
  • ジョン・アイバー・アンドリューさん & マイケル・オーバル・アンドリュー さん
  • カナダ ダグラスカレッジ出身
  • 2018.09.18

僕たち、双子の兄弟です

「僕がジョンで」、「僕はマイケル」。そっくりなので、みんなによく間違えられます。2人そろって京都外大へ留学に来ました。故郷はカナダの東端、半島のノバスコシア州で対岸はアメリカです。

日本語を知ったきっかけは、やっぱりアニメです。カナダではドラゴンボール、ナルト、ポケモンなど日本のアニメがたくさん放映されていました。字幕で放送されていたので、日本語に興味を持つようになりました。

大学進学のとき僕たちは何を学ぶか考え、それまで独学で勉強していた日本語を極めたいと思い、日本語コースのあるダグラスカレッジに進学。カレッジは故郷と反対の西海岸、バンク-バーにあります。

憧れの地へ来てみて

京都外大に来てから、たくさんの言葉を覚えました。漢字を書くのは苦手ですが、意味を知って「極」や「我」が格好いいなあと、好きになりました。漢字はその意味のカタチを表していて面白いです。「断」はマイケルが気に入っています。自分に誇りを持って生きるためには「決断」と時には「断る」ことも必要だからです。

自分で書いた「断」の書を持ったマイケルさん

仙台の友達に会いに行くついでに、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」の博覧会に行きました。アニメの第4部の舞台は原作者のふるさと、仙台がモデルになっています。自然がたくさんある心地よい街で、また来てみたいと思いました。

僕たちは子どもの頃から旅行が好きでしたが、行く機会はあまりありませんでした。日本に来て、どうして旅行が好きなのかわかりました。いろいろな国の人と友達になれる、それが旅の面白さだと気付いたのです。方言は関西弁しか知りませんでしたが、京都弁や広島弁など多くの方言が存在することに驚きました。日本はこんなに小さい国なのになぜ地域によって方言の違いがあるのか、とても興味深いです。

日本の伝統芸能を習うジョンさん

充実した留学生活

僕たちは京都に来て、まず映画のエキストラに申込みをしてみました。監督から是非主人公になってほしいと言われて、いきなり主人公をつとめることに。撮影ではいろんな場所へ行き、たくさんの人と出会えました。僕たちが主演した映画は、京都市の公式チャンネル「きょうと動画情報館」の右京ハートフルシアター2017です。

【京都市公式】UKYO Heartful Theater 2017 Biography of a Kyoto Foreigner (Episode of two Tourists)

京都外大で行われた「全日本ジャパンボウル大会®」にも参加。大好きなアニメ「ドラゴンボール」の技「かめはめ波」をみんなの前で大声で披露し、会場が盛り上がったことが楽しい思い出です。

他にも、国際貢献学部グローバル観光学科 河上幸子先生のゼミが企画していたドキュメンタリー「カナダ・日系移民の歴史」で英語版の吹き替えを担当。日本とカナダの間に移民の歴史があったことを初めて知りました。録音する時、日本語版と同じようなタイミングで、シーンに合わせながらナレーションをすることが想像以上に難しかったです。海外で英語吹き替えをしている日本のアニメなどは、シーンとナレーションがズレていて質が悪いことが多いのですが、その理由がわかったような気がします。 このドキュメンタリーは2018年夏にトロントで上映され、カナダの日系テレビ局が興味を持ってくれたと聞きました。

これからも世界中を旅して、いろんな人たちと出会ってみたいです。

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