京都外国語大学・京都外国語短期大学

「ものづくり」の発展に貢献したい

  • 駐日メキシコ大使館インターンシップ
  • 長岡 紘平 さん
  • 外国語学部スペイン語学科 2017年度卒業
  • 2019.01.15

就職活動を前に、駐日メキシコ大使館のインターンシップへ

3年次の初めごろ、自分が何をやりたいのか将来のビジョンを描けず、進路も決めかねていました。ヒントを探すために、就職関連のイベントや説明会に積極的に参加する中で目に留まったのが、大学から紹介された駐日メキシコ大使館でのインターンシップです。国と国とのかかわり方を実感できることに加え、日系企業が多数進出しているメキシコなら日本との経済的な結び付きなどについても深く学べると思いました。

日本のテクノロジーの素晴らしさを実感

大使館では、日本とメキシコ間の輸出入における上位100品目のリスト作成を担当しました。財務省のホームページなどから自分でデータを探して整理し、スペイン語と英語に翻訳していきます。工業製品の部品など普段なじみのない専門的な用語が多くあり、辞書に載っていない場合も多いため時間がかかりました。さらに、大使館の職員の方が話されるスペイン語がメキシコなまりで聴き取りづらく、初めは戸惑うことも。輸出入品のリスト作成以外にも、メキシコへ進出する日系企業のデータを収集したり、会談予定の企業を調査したりと、幅広い業務を経験できました。これらを通し、日本が工業製品を非常に数多く輸出している事実を知り、「テクノロジー」の素晴らしさを実感して誇らしい気持ちになったことを覚えています。すべてが初めての体験で、困難にぶつかるときもありましたが、責任感を持って最後まで粘り強く取り組めたインターンシップ。職員の方も私を常に気にかけてくださり、最終日には「その一生懸命な姿勢をこれからも大切にしてください」と声をかけていただきました。

世界シェアナンバーワンの総合モーターメーカーで描く夢

大使館でのインターンシップをきっかけに、日本のものづくりに魅せられた私は製造業に絞って就職活動に励みました。そして、大学の会社説明会で知って惹かれたのが、京都に本社を置く世界シェアナンバーワンの総合モーターメーカーです。事業のスケールや将来性に面白みを感じたうえに、メキシコにも支社があると分かって「ここで働きたい!」と強く思いました。面接試験では、京都外大で培った語学力や異文化理解力、インターンシップで得た経験を積極的にアピール。その結果、見事内定を取得することができました。仕事に一生懸命取り組み、日本のものづくりの発展に貢献し、その魅力を世界に広められるように尽力します。

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