英語教育から日本食の未来へ
学びを実践に変え続ける私の歩み
- ドイツ・ベルリン Sticks’n’Sushi Potsdamer Straße 勤務
- 外国語学部 英米語学科 2019年度卒業
- 小西 夕輝 さん
- 兵庫県 香住高校出身
英語教育と国際理解から、日本食の未来へ
京都外大を選んだ理由は、英語教育と国際理解の両方を重視して学べる点に魅力を感じたのと、高校時代の担任の先生や兄が京都外大の出身だったこともあり、授業内容など具体的に知ることができると考えたからです。また、英語の中学・高校の教員免許を取得できることに加え、国際交流の機会が多い京都という環境で学べる点、フリーガイドクラブやE.S.S.という外国人観光客へのガイド活動をしているクラブなど、学んだ知識を実用的にアウトプットできる機会が多いことも、進学の決め手となりました。現在は、ドイツにあるデンマーク・コペンハーゲン発の日本食レストランSticks’n’Sushiにて、シフトリーダーとして勤務しています。大学時代のマレーシアでの派遣留学を通して、宗教や食文化、健康上の制限があっても楽しめる日本食の在り方に強い関心を持つようになりました。現在勤務しているレストランでは、さまざまなアレルギーを持つ方にも配慮した日本食の考え方や技法を取り入れた料理を提供しています。そのような環境で働くことで、誰もが安心して楽しめる日本食についてより実践的に学べると考え、この仕事を選びました。

「経験」を「価値」に変える、私の働き方を支える信念と学び
仕事のモットーは「自分の経験を通して、周囲に良い影響を与えること」です。お客さま一人ひとりが心から良い時間を過ごせたと感じていただけるよう、日々の語学学習や飲食業に関する知識の習得、資格取得に努めています。やりがいは、自分の接客をきっかけにお客さまが再来店してくださり、レストランレビューで接客を評価していただけた時です。さらに、年に一度の社内表彰において、約1,500名の従業員の中から各店舗で最も評価されたスタッフとして選ばれた経験は、これまでの努力が認められたと実感できました。大学時代の経験は現在の仕事に幅広く生かされており、特に大きな影響を受けた経験が三つあります。一つ目はマレーシア・ペナン島での派遣留学、二つ目は外国語自律学習支援室NINJAのNINJA Staffや国際部Student Ambassador(S.A.)としての活動、三つ目は教職課程で学んだ経験です。これらの経験は主に、多様な背景を持つ人と円滑にコミュニケーションをとる力につながり、私が勤務している店舗には約30ヵ国のスタッフが在籍しているため、従業員間の連携やお客さまとの接客にも生かされています。また、教職課程で培った「相手の理解度を観察しながら伝える力」は、新人スタッフの指導やお客さまへのサービスにおいて、状況に応じた対応につながっています。

多様な食の価値を広げる挑戦と、次の世代に伝えたいこと
今後はアジアやヨーロッパに限らず、さまざまな地域の食文化を実際に体験し、それぞれの土地で大切にされている考え方や背景を自分の目で見て学びたいと考えています。そして、その学びを日本食やサービスの在り方に還元し、国籍・宗教・健康上の制限に関係なく、誰もが安心して楽しめる「食の場」をつくることに貢献していきたいと考えています。また、自分の経験を発信する立場にも挑戦していきたいです。
自分の可能性は自分が思っている以上に広いです。皆さんの中には何に興味があるのか分からず進路に悩んでいる方も多いと思いますが、まずは何事も経験してみることが大切です。新しいことに挑戦していく中で、自分の強みや弱み、好きなことや向いていることを少しずつ知ることができ、いつか自分が一生かけるに値する「おもしろいこと」に出会えるかもしれません。まずは自分の趣味や得意分野に関連したボランティアやイベント行事、オープンキャンパスなどに参加をしてみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は取材当時のものです





