京都外国語大学・京都外国語短期大学

外国人のお客さまも楽しめる
コーヒー店を京都で開きたい

  • 外国語学部 イタリア語学科 4年次生
  • 奥野 由衣 さん
  • 愛媛県 宇和島東高校 出身
  • 2026.07.10

バレーボールに打ち込み、キャプテンとしてチームを優勝へ

「語学を自分の強みにしたい」。そう思ったことが、京都外国語大学へ進学したきっかけでした。外国語に特化した大学を調べる中で決め手となったのは、専攻できる言語数の多さです。せっかくなら希少性の高い言語を学びたかったことと、趣味であるバレーボールが盛んな国ということで、イタリア語学科を志望しました。
バレーボールは中学生のときから続けていて、大学でも部活に入りました。中学や高校のように常に先生が指導してくださるわけではないため、自然と一人ひとりの主体性が高まっていくようなチームでした。自分たちでフォーメーションを考えたり、「ここが足りていないからこの練習をしよう」と話し合いながらメニューを決めたりと、難しくも楽しく、思い返すととても濃い時間を過ごせました。最終的にはキャプテンを務め、春リーグでは決勝戦まで全勝で進むことができました。決勝戦は全勝チーム同士の対戦。フルセットの接戦になりましたが、最後は勝ち切りました。相手チームの試合動画を見てフォーメーションを考えたり、試合でうまくいかなかった部分を次の練習で改善したりと、考えながら取り組んだ成果だったと思います。

被災経験がつないだ海外と母校の縁

大学生活の中で、初めて海外に行くこともできました。留学ではなく「被災者支援としての招待」という、ちょっと変わった経緯での初海外でした。とある支援団体が、災害を経験した子どもたちを元気づける取り組みの一環として、カタールでのワールドカップ観戦を企画されており、私も愛媛豪雨の被災者として声をかけていただいたんです。現地ではただ試合を観戦するだけでなく、日本語のメッセージや日の丸を書いたはちまきをたくさん用意して、試合前に周囲のサポーターへ配ってみんなで日本代表を応援しました。さらに、カタール大学で日本語を学んでいる学生の皆さんに向けて、日本で起きた災害や自分の体験について英語で発表するという貴重な体験もさせていただきました。出発前は少し不安もありましたが、いざ日本を出てみると世界の広さを実感し、「海外って楽しい」と思えるようになりました。
この経験をきっかけに、帰国後は取材を受ける機会が増えました。母校の中学校や高校でお話をさせてもらったこともあります。地元・愛媛は外国人の方が京都ほど多くないため、“海外”を特別なことのように感じる人もいます。だからこそ、私自身の経験を通して、愛媛に住んでいても海外へ行けるということや、海外へ行くことの楽しさを伝えようという気持ちで臨みました。こうした講演などで人前で話すうちに、以前よりも緊張せず考えを伝えられるようになったことも、大学生活での一つの成長だと思います。

アルバイトから夢中になったコーヒーの世界

卒業後の夢は、京都でコーヒー店を開くことです。この目標はコーヒーと輸入食品を取り扱うショップでのアルバイトがきっかけで生まれました。せっかく京都外大にいるのだから、アルバイト先も外国商品に関係するお店がいいなと思っていて、個人的にお店の雰囲気も好きだったことから応募してみました。働き始めた頃はコーヒーに興味がなく、ブラックコーヒーも飲めないくらいでした。正直コーヒーはどれも同じようなものだと思っていたのですが、仕事の中で試飲や飲み比べを重ねていくと、産地による味や香りの違いに面白さを感じるようになったんです。3年次からはコーヒーについてもっと知りたいと思うようになり、趣味だったカフェ巡りでも、コーヒー豆にこだわっている専門店へ行くことが増えました。お店ごとに扱っている豆が違い、コーヒーに合わせて出してくれるお菓子もさまざまで、お店ごとの特徴を楽しみながら新規開拓しています。
卒業後は、まずは経験を積むために京都のカフェでバリスタとして働く予定です。焙煎にも興味があるので、いつかお店を持つことができたら、自分でコーヒー豆を取り寄せて、お店の中で焙煎から提供までできるようになりたいです。日本人だけでなく外国人のお客さまも気軽に立ち寄れて、珍しいコーヒーも楽しめるようなお店を思い描いています。

※掲載内容は取材当時のものです

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